【d!】森の奥の施設

�将� ページ19

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「奇病…奇病…あ、あった」






奇病についての資料は棚の隅にあり、未知なだけあってやはり、資料自体も少なかった
ざっと20くらいか？






いくつか資料を取り、自室に戻る
机の上に資料を置き、椅子に腰掛け ﾌｩ と一息ついた
久々に師匠以外の人と喋ったな。






資料を読んでいると少しあの、黒ずんでる様に見えたグルッペンの綺麗な瞳が脳裏を横切った
ほんま、なんで彼奴があんな目に遭ってたんやろうな…






気がつくと頭の中はそのことで満たされようとしてた






「あかん、資料読まな…」






そう切り替えてページを捲ると、ある奇病の事が書かれていた






「"花咲病"…？」






〔花咲病〕

身体に植物が生えてきたり、口から植物が出てくるので、花咲病と呼ばれている。
前例はトランプ病よりは多いがハッキリとした原因や治療法はまだ存在してないらしい。
悪化すると、植物が肺に植物ができ、死に至る とかなり死亡率が高い奇病のひとつだ






前例は多い方なのに、進行が早い種なのか花咲病の患者は全員なくなっている






トランプ病以外の奇病については殆ど知らなかったため、花咲病のことは初めて知った






「植物が口から出てくるって、相当喉とか痛そうやな」






花咲病の他にもこの資料にはトランプ病以外の奇病のことも書かれている






"鉱石病"に"星屑病"等
こう、普通はならない症状やから奇病がどれだけ未知な病だと改めて感じるな。






すると、師匠が自室に入って来た
何か薬草が足らんくなったんかな。






「ここにいた、ショッピすまないが薬草がきれてしまったから採りに行って欲しい。これはそのメモだ、生殖地もそう遠くは無いから野宿の心配は無いぞ」






予感的中。
まぁ、野宿無しならいっか。






はい と師匠が差し出したメモを受け取り確認すると、俺でも知っている薬草ばかり
これなら、俺でも生殖地はだいたい知っている。




☆☆☆

なんすかこのhit数。

エグいッスね……

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