一級一年 【呪術廻戦】

一級 6 ページ7

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貴方side


五条「土産じゃない。僕が帰りの新幹線で食べるんだよ」


っ！宿儺に変わってる！ちょ！先生！？


貴方、伏黒「後ろ！」


ﾄﾞｶﾝｯ


貴方「恵っ！」


激しい爆発音と共におそらく来たであろう両面宿儺。私は取り敢えず恵を抱き締めバリアを張った


伏黒「っ！」


目の前には先程とは全く違う雰囲気の虎杖君が居た。これが宿儺って事だよね…凄い…気配が他の呪霊とはまるで違う…


五条「そんでね、中の生クリームが絶品なの」


いやいつまで喜久福の説明してんのこの人←


宿儺「うあ"ぁ！？」


速い。目で追うのがやっとだ…この中に間違えて入ったりでもしたら死ぬかもしれない…特急同士の争い…こんなに激しいのか…


貴方「恵、大丈夫？」


伏黒「俺は大丈夫だ。」


恵の安否を確認して私は再び二人に視線を移す


宿儺「全く、いつの時代でも厄介なものだな！呪術師は！」


そう言い地面に蹴りを入れる宿儺
やばい…このままだと私達も巻き込まれる！いっ移動！移動しなきゃ！


貴方「…はへ？」


早く移動しないと、そう考えていると、いつの間にか私と恵は五条先生の近くに来ていた…あ、私また…はぁ…嫌だ嫌だ


宿儺「だからどうと言う話でも…っ！」


五条「7、8、9…そろそろかな」


あ…そうか、10秒で戻っておいでとかさっき聞こえた気がする…嘘、本当に制御出来てんの？

そう思っていると宿儺の気配は消え、さっきまでの虎杖君に戻った
制御出来てる…凄い


五条「驚いた、本当に制御出来てるよ！」


虎杖「でもちょっと煩いんだよな〜、あいつの声がする…」


五条「それで済んでるのが奇跡だよ」


本当に…普通なら死ぬんだけどね…なんで虎杖君は大丈夫なんだろう…

それにしても五条先生虎杖君に何するつもりなんだろう…


貴方「え、先生！？」


伏黒「何したんですか？」


五条先生が虎杖君の額に触れた途端虎杖君が五条先生の方へ倒れた。殺したの…？そんなの…勿体ない


五条「気絶させたの」


その言葉を聞いた途端私と恵は肩の力が少し緩んだ


五条「これで目覚めた時、宿儺に身体を奪われてなかったら、彼には器の可能性があるある

さて、ここでクエスチョン、彼をどうするべきかな？」


伏黒「仮に虎杖が器だとしても、呪術規定に乗っ取れば虎杖は死刑です」


そう…虎杖君が器だとしても、呪術規定に乗っ取れば虎杖君は死刑…本当に、クソな世界…

でも…

でも


貴方、伏黒「死なせたくありません」

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