５２話 ページ4
｢いや〜、ほんっとに素敵なお店ですね！一目惚れしちゃいました！｣
｢あらやだ、嬉しいこと言ってくれるじゃないか｣
カウンター越しに賑やかに話しているのは、私とこのお店のマスターの奥さん。
持ち前のコミュ力を活かして、私と奥さんはすっかり仲良くなっていた。
私が店に来た時は奥さんは買い出しに行っていたみたいで不在だったのだが、戻ってきて少し話したらめちゃくちゃ楽しかった。馬が合うってやつ？
｢珈琲も美味しいし最高！毎日通っちゃう！｣
｢贔屓にしてくれるならうちもサービスしちゃうよ〜｣
きゃあきゃあはしゃぐ私達を微笑ましそうに見つめるマスターさん。
良い夫婦だな……きっとラブラブなんだろうな……
｢こんなに素敵なお店だもん。逆に私も此処で働きたいくらい｣
｢おや、働き口を探してるのかい？｣
｢うん。お金稼いでお世話になってる人にお礼したいな〜って｣
｢それなら本当にうちで働いたらいいよ｣
｢えっ？いいの？｣
ひとりごとを呟くような感覚で言ったのに、思わぬ方向に転んだ。
驚く私に眩しい笑顔を向ける奥さん。
え、え？本当にいいの？
困惑しながら助けを求めるようにマスターさんを見ると、ゆっくりと頷いた。
え、その頷きは何？……働いていいってこと？
｢ほ、本当に良いんですか……？いや勿論凄く嬉しいけど｣
｢いいってことよ。Aちゃんが良い子って事は今日話しただけで分かったからね！｣
｢おばさんありがと〜〜〜！！！大好き！！！｣
椅子から立ち上がり、奥さんにギューッと抱きつく。奥さんも抱き締め返してくれた、嬉しい。
仲がいいからと言っても無条件に採用という訳にも行かないので、形式的に面接だけすることになった。今日は急なので明日。
履歴書とかはいらないらしい。私、戸籍ないから助かる。
今日は取り敢えず帰って、ドス君にこの事を報告する事にした。
ーー
｢アルバイトですか？｣
｢うん。喫茶うずまきってお店で。明日面接なの｣
｢いいんじゃないですか？接客業は色んな情報が集まりますし｣
｢わーい！有難う！｣
ドス君にも許可が頂けたので、晴れて私も社会人(?)デビュー。
これでいっぱいお金稼いで、ドス君にお礼ができる！
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食塩水(プロフ) - 名前さん» 長い間待っていて下さりありがとうございます！優しいお言葉、身に染みます…これからも不定期更新ではありますが、あんなにお待たせしないように書き進めていきたいと思います！ (2020年6月14日 22時) (
レス) id: b80a6fdf4d (このIDを非表示/違反報告)
食塩水(プロフ) - まやさん» 長い間待っていて下さりありがとうございます！これからはあんなにお待たせする事がないように書き進めていきたいと思います…！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: b80a6fdf4d (このIDを非表示/違反報告)
食塩水(プロフ) - あやめさん» 更新お待たせ致しました…！2ページ"も"と捉えて頂けてありがたいです！自己満足な作品ではありますが少しでも楽しんで頂けるよう、もっと更新出来るように頑張りますね！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: b80a6fdf4d (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 更新されてる……ありがとうこざいまああす！これからも作者さんのペースで頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 6e285a92e8 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新ありがとうございます！！これからも更新待ってます！頑張ってください！！！！ (2020年6月14日 15時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
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