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「許可なくここに来ないように言われてたよね？」
「はい。だからこうして許可を取っているんですが……」
扉越しにそんな問答を繰り返す。
どう対処しようかと頭を悩ませていれば、目の前の男が言葉を発した
「入ってええで……」
突然許可を出した鬱くんに驚いていると、扉ががちゃりと開く。そこには瓶底メガネを掛けた薄い水色の髪の男が入って来た。その男は入り次第私に向かって銃口を突きつけてくる。
「動くな。ちょっとでも動けばその頭に風穴が空く」
「…………鬱くんのこと迎えに来た人？まだ何も聞けてないんだけどなぁ」
「ちーの……、吐く……、みず……」
「え？……うわ、大先生テキーラ飲んだんすか！？お酒弱いのに！」
「うるさい頭響くやろ」
鬱くんの頭を支えながら銃口は相変わらず私の頭に標準を合わせている。私は動くことなくそれを見る。
「ほら帰りますよ」
「う゛…………」
「あーー！！吐かないで！俺の服！！」
コントみたいな二人の会話を見詰めていれば、今にも吐きそうな顔をした鬱くんと目が合う。
「お酒弱いのに頑張ってくれたお礼に、答えられることなら質問答えてあげる。何かある？」
「え？……あー…、えっと……、じゃあ一個だけ。Aって、ホンマの名前なん？」
チーノと呼ばれた男が鬱くんに肩を貸して部屋から出ていこうとしているその背中に声を掛ければ、青ざめた表情のまま鬱くんが振り返る。
私はにっこりと笑った。
「知らない。たぶんほんとだと思うよ」
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闇ちょこ(プロフ) - 白尾…会社……？？えっっ…アッ、やめときますね！！((マフィアのイメージとか世界観が他の作品と全然違うので、新鮮でとても面白かったです！！完結おめでとうございます…！！ (2021年4月7日 13時) (
レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
なのな(プロフ) - 完結本当におめでとうございます！お疲れ様です！ランドルせさんの長編小説ということで新鮮な気持ちでドキドキしながら読ませて頂きました。相変わらずとても内容が濃くて面白かったです……！！これからも期待しています！！頑張ってください！！！ (2021年4月6日 20時) (レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - ぴざるさん» 好みって言われるの嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年3月28日 8時) (レス) id: 29ab01aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴざる(プロフ) - うぐっ…神作品に出合ってしまった…めっちゃ好みです更新頑張ってください (2021年3月28日 7時) (レス) id: 8f43ba0ff3 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - 雨音さん» コメントありがとうございます！ゆっくりめの更新になっていますが完結まで走りきろうと思いますのでよろしくお願いします！ (2021年3月20日 13時) (レス) id: 29ab01aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年3月4日 19時
