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靴を手に入れたけれど、普段と特に変わりはない。寝起きする時はカウンター奥にあるベッドを使うし、別の島に遊びに行ったら危険だ。私はスキルエッグを売って、遊びに行こうと誘われる時に靴を履いてカウンターを出るくらい。
たまに私から彼らの拠点に遊びに行くこともあるけど、大抵は忙しそうに島の攻略に行っているから拠点にいないことも珍しくない。
「……暇だなぁ」
貰った本はとっくの昔に読み終わっていて、既に3週もしている。ゆっくりのんびりできる時間は大事だと思うけれど、それでもとっても暇だ。
持ってきてくれた椅子に座りながらぼーっとしていると、ロボロさんが来たのが見えた。
「あ、ロボロさん！スキルエッグですか？」
「あ、うん、そうやねんけど、今日はちょっとAちゃんと行きたいところあんねん。着いてきてくれる？」
「え？あ、はい。良いですけど…」
ロボロさんに誘われて、カウンターから出る。相変わらず羊毛でできた道を歩いていると、いつもの拠点方向ではない道を歩いていることに気付いた。
「……あの、ロボロさん、どこ行くんですか？」
「上の方…、やけど安心して、ちゃんと敵が出やんように湧き潰しもしたから大丈夫やで！…お、俺もおるし……」
照れたようにそう言うロボロさんがなんだか可愛くて笑ってしまう。ロボロさんはほかの四人と比べて身長が低いから、視線も近くてなんだか安心できるのだ。
「ふふ、それじゃあ安心ですね。敵が出たら私を守ってくださいね？」
「も、もちろん！」
そんな話をしながら歩いていると、道の先にケーキのような島があった。
その島に、ロボロさん以外の四人もいる。
ゾムさんが大きく手を振っている。
「みなさん、何故ここに…？一体ここは」
「あんな、ここ俺らの新拠点！」
「全員で話して、Aちゃんのスペース、ここに作ろって話になってん。言い出したんは大先生やけど」
「勿論俺らの居住スペースとは別にちゃんとスペースは作ってあるし、攻略行ってる間はおらんけど、それでも交易島でずっと待たせてるよりはええんちゃうかって話になってな」
「何より帰ったらAちゃんがおる生活ってのが幸せやな〜って思って」
私は、そこまでして私のことを考えてくれた彼らのことが嬉しくて思わず泣いてしまった。全員が慌てる様子を見て、その涙はすぐに笑いに変わってしまったけど
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なのな(プロフ) - ランドルせさん» よ、よかったぁ！やっぱりそうでしたか！細かいところまで考えられていて本当にすごいです…！！感動しました… (2021年1月9日 8時) (
レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
ランドルせ(プロフ) - なのなさん» よく気付きましたね！狩人が連れて行ったのも、彼がこっそり設置したことに関係してます！私もうろ覚えで書いていたので、気付かれると思ってませんでした笑。普段は完結済みの作品に来たコメントは返さないんですが、気付いてくれて嬉しいのでつい返事しちゃいました笑 (2021年1月9日 0時) (レス) id: 1e4b41ea08 (このIDを非表示/違反報告)
なのな(プロフ) - もし違ってて不快な思いされたらすみません、読み返してて思ったのですが、夢主が拠点に移住？したのって本編でスキルエッグ無限看板みたいなのが設置された…あれ…ですか……？語彙力なくてすいません…あと記憶違い…かもです…もし違ったら本当ごめんなさい… (2021年1月8日 22時) (レス) id: cb0e93c590 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ(プロフ) - 面白くてイッキ見しました！最後のスキルエッグ売ってますのとこ滅茶苦茶感動して泣きそうになりました…（）完結おめでとうございます! (2021年1月7日 17時) (レス) id: 1f364383be (このIDを非表示/違反報告)
らいら(プロフ) - うわぁ今日学校あんのに見てしもた…めっちゃ好きです…！！ (2021年1月7日 3時) (レス) id: d17bc84797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年1月1日 2時
