検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:6,099 hit

誇りの戦い来る! ページ18

あれから一睡もできなくて、朝を迎えた。敵陣の中ってこともあって、ここで安眠するのは難しい。それなら眠らないほうがいいって思っちゃうんだよね。幸い眠らなくても問題ない体だし。
まあ、問題ないってだけで眠くはなるけどね。


「それにしても驚くことばかりだな」


歩きながら話している彼らの数歩後ろをついていく。一本道になっているから、迷わずにすみそうだけど。誘われているみたいであんまり好きじゃないな。とはいえ、シモンファミリーからたどってこいと言われているみたいだから、逸れることはしないだろうけど。


しばらく階段を歩いていると、ようやくてっぺんが見えてくる。


「登りきった所で一休みしましょう」

「そうだね。それにしても一体どれだけ歩かせるんだろう……あっ!!」


一足先に上に辿り着いた沢田綱吉が建物があると言う。密集したレンガの屋根が見えて、廃れているけど、ここで暮らしてたんだろうなって。

薄らと人の気配を感じる。1人だけだね。シモンファミリーの誰かなんだろうけど、ここからじゃ分かりづらいな。


建物の方へ歩いていく沢田綱吉たちを横目に、警戒を怠らない。罠があったら嫌だし。だというのに、沢田綱吉たちは無遠慮に建物が密集する場所へ歩いていく。リボーンがいるから、危険な目には遭わないと思うけど。


「誰もいないみたいだね……」

「かなり老朽化してますよ」


ぶつぶつと声が聞こえてきて、2人がようやく警戒を見せる。挙動が遅いんだよねぇ。心配を通り越して苛立ってくるよ。どうしてこんなに遅いのって。

ここが敵のアジトだって忘れてるのかな?それとも、彼らを敵として見ていないの?ああ、馬鹿馬鹿しい。あんなことをされてなお、友達だという思考がおかしいんじゃないかとすら思う。
それが美点であることも知っているけど、その甘さは身を滅ぼすと伝えたはずだよ。


声の主はシモンファミリーの1人であるSHITT・P(シット・ピー)で、獄寺隼人は彼女の名前を呼ぶ。だけど、反応はなくて、口篭った獄寺隼人は大きな声でこう言った。

***→←***



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:REBORN , DBD , ツイステ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年2月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。