検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:8,676 hit

*** ページ21

『ムム、よく見破ったな。でももう、這う力すら残ってないようだね』

『ムダだ……XANXUSは眠りについた……』

『それはどうかな?』


マーモンはこの状況を打破する方法を知っているのか、むしろ準備が整ったと言う。ザンザスは再び復活する。そう言うマーモンの手には6つのリングがあった。

どうしてリングを半分ずつ保管するのか、ボンゴレの正統後継者にしか授与されないか、分かるかと問いかけたマーモンはツナを見下ろす。


『それはリング自身にも秘められた力があるからさ』


ザンザスが冷凍仮死状態で安置されていた場所。その床には7つの小さな焦げ跡が残されていた。それを見たマーモンがある仮説に辿り着いたのは想像に難くない。
その小さな焦げ跡、それがボンゴレリングだとしたら。ボンゴレリングなら溶かせるのではないのかと。

ツナが持っている大空のリングから炎が溢れ出し、それに呼応するようにマーモンが持っている6つのリングからも炎が出る。その炎をマーモンが凍りついたザンザスに近付けた。ジュウと徐々に氷が溶けていく。


『7つの完全なるボンゴレリングが継承されし時、リングは大いなる力を新たなるブラッド・オブ・ボンゴレに授けると言われている』

『ボンゴレの……血に……?』


理解できないと言いたげなツナの手からナイフによってリングが攫われる。


『返してもらうぜ。これは正統後継者のリングだし』


ナイフの先にリングを引っ掛けて、ベルフェゴールは得意げに笑う。氷が完全に溶けて、ザンザスは地面に崩れ落ちた。体に力が入らないのだろう、ザンザスは倒れたままリングを渡すように言う。
さながら虫の息だが、リングへの執着は薄れていなかった。

ツナが止めるよう言っても、マーモンとベルフェゴールは聞く耳を持たず、ザンザスの腰についているチェーンにリングを収めていく。そこへツナの守護者も集まってきた。
ただAの姿は見えないが。


『どいつもこいつも新ボス誕生のために立会いごくろーさん』

『受け継がれしボンゴレの至宝よ、若きブラッド・オブ・ボンゴレに大いなる力を!』

***→←***



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:REBORN , DBD , ツイステ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年10月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。