検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:11,028 hit

*** ページ40

霧となって消えていった六道骸。彼が座っていた場所を眺めると、メモのようなものが置いてある。器用だなと思いつつ、それを拾い上げて広げてみた。



 霧戦、見にきてください。
 きっと、楽しませてみせますよ。



それこそ口で言えばいいのに。そう思っていると、視界が薄れ始めて目を閉じた。



***



ヒバリさんはディーノさんを連れて戦いにいったから、どうしようかなぁと考える。霧戦があるんだけど。もうリング争奪戦は僕に関係ないし……。ああ、でも六道骸が見にこいって言ってたっけ?
それじゃあ、行こうか。時間もちょうどいいからね。


──並盛中-体育館。


体育館に入って早々沢田綱吉が倒れていてギョッとする。リボーンに説明を求めれば、城島犬と柿本千種に会って気絶したんだとか。聞いてみれば、なんとも情けない理由でため息をつく。
聞くんじゃなかったと思いつつ、2階の柵に飛び乗ってそこに座った。


「Aは今日も来たんだな」

「あいつに見にこいって言われてね」

「珍しいな、呼ばれたから来るって性格でもねーだろ」

「まあ、暇つぶしだよ。楽しませてやるなんて自信たっぷりだったから」


僕たちの会話を聞いて山本武が不思議そうな顔をする。その表情のまま霧の守護者が誰か知っているのかと聞かれた。まあね、と返事をしてようやく起きた沢田綱吉を見下ろす。

あの様子じゃ気絶する前のこと覚えてないんじゃないかな。まあ、覚えていたとしても予想は外れると思うけどね。あの2人に会ったなら六道骸と勘違いするだろうから。


「こっちの霧の守護者のおでましだぞ」

「あ゙あ゙!!そうだった!!」

「あ……あれ……?あいつらって」

「バ……!バカな!!」


ダイナマイトを構える獄寺隼人。落ち着くように言っているリボーンにも噛み付かんばかりに反論するその姿を見て、やっぱり勘違いするよねと他人事のように考えた。


「……霧の守護者って……ろ……六道骸!!!」

Lo nego.() Il mio nome è Chrome.(我が名はクローム) Chrome(クローム)髑髏」

「六道骸じゃ……ない!!?」


しっかりと前を見ていたクロームの視線が何かを探すように泳いで、僕でぴたりと止まる。目を瞬かせて手を振ると、クロームは少し表情を和らげた。

***→←霧戦来る!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:REBORN , DBD , ツイステ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - リィさん» ありがとうございます!!面白いと言っていただけるとやる気が出ます!まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜! (2022年10月7日 0時) (レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…!楽しみすぎてつらい…!!なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください!! (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年10月1日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。