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デザートも食べ終えて、布団の上でカードゲームをする。ダウト、大富豪、七並べ。ゲームを変えながら楽しんでいると、不意にアズールがこんなことを言い出した。
「罰ゲームでもつけますか」
「どんな？」
「それは勝者が決める、ということで」
俄然やる気になるジェイドとフロイド。いいよ、と頷くと、トランプを配り始めるアズール。今度はジジぬきをするらしい。ババぬきとは違って、最後までジジのカードが分からないから。ドキドキするんだよな。
配られた手札を見ながら、ペアになったカードを捨てていく。かなり念入りにカードを切ったのか、あんまりペアはできない。
一巡目。みんなワンペアできて、手札が減る。今、一番少ないのはアズール。
二巡目。俺とジェイドがペアを作れなくて、手札が減らない。
三巡目。アズールだけペアができなくて、みんなの枚数が同じくらいになった。
四巡目。フロイドの手札が残り1枚になった。順番的にもう1位確定だ。まあ、ビリにならなければそれでいいんだけど。
五巡目、六巡目と続けて、最後はアズールと俺の一騎打ちになる。
「さあ、引いてください」
「ちょっと待って」
「待ちません」
目の前にカードを突きつけられた。直感で右を取ると、ペアじゃない。ジジは7なのか。
シャッフルして、アズールにカードを向ける。得意げなアズールは迷わずジジじゃない方を取った。
「ふふふ、僕の勝ちです」
「うそ……」
なんでって言えば、分かりやすいから、と笑われる。
「Aは取られたくない物を右に置く癖がありますから」
「そんなの初めて知ったんだけど」
「オレたちは結構前から知ってるけどね」
知らなかったな、とぼやいてフロイドを見る。楽しそうなフロイドは罰ゲームを俺に言い渡した。
「寝るとき、俺の抱き枕になってね。というわけで、ゲームおしまーい！」
「それはずるくないですか！？」
「アズールが言い出したことじゃん。ずるくねーよ」
言葉に詰まったアズールを笑ったフロイドは俺を引っ張る。そのまま腕の中に閉じ込められて、マジカルペンを一振り。トランプは片付いて照明は消えた。おやすみ、と言えば、不満そうな声が聞こえる。それも、すぐに聞こえなくなったけど。
「またお泊まり会をしましょうね」
「今度は旅行にでも行きましょう」
「行きたいとこ考えといてね」
「うん。楽しみだ」
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
