魔力よりタバコをくれ 三本目【ツイステ】

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side：フロイド

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今度こそあの人間から離れる。
あ〜〜〜、マジでムカつく。なぁにが心配だよ。シャチちゃん叩いたお前が言うなって。

ムカついて奥歯を噛みしめていると、ジェイドがこっちを見ていた。なに？なんか文句あんの？
笑ってるようで笑ってない顔をしてオレを見るから、なんか悪いことしたっけって考える。


「小エビちゃん、なんて面白いあだ名をつけましたね」

「あ〜、それ？」


んー、まあ。ジェイドには言ってもいっか。


「エビが大好物のタコちゃんにあげる用のちっさいエビって意味」

「ああ、なるほど。そういうことでしたか」


いつも通りのジェイドに戻る。つか、死んでも共生とかありえねーし。頼まれたってやらねー。


共生するならシャチちゃんがいい。どんな敵だって追い払うから、そばに置いてほしい。
たまに褒めて、構ってくれるんだったら。そのためだったら、死んでもいい。ほんとだよ。

シャチちゃんのお世話だって、結構できるようになったし。オレ、頑張ったと思うんだ。最初は力加減分かんなくて痛くしちゃったけどさ。ちゃんと教えてくれたシャチちゃんのおかげで、力加減もできる。
たまーに嬉しくなって、ついギュッと絞めちゃうけど。

オレの名前呼んで隣に置いてくれるなら、なんだってできるってシャチちゃんは知らないんだ。でも、いいよ。知らないで。知られたら困ることだってしたんだもん。

せっかくのトモダチができそうってとこで邪魔したり。シャチちゃんを変な目で見てたやつを絞めたり。悪口言ったやつも沈めた。

でも、シャチちゃんは何も言わないで受け入れてくれたから。オレたち、それだけで幸せなんだ。


「フロイド。この計画が終わったらアズールも交えて、楽しいことをしましょうか」

「あははっ。さんせ〜」


シャチちゃんを隠したいって言ったら、シャチちゃんはどうする？

今夜とシフト→←＊＊＊

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