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翌日とベスト ページ30

side:ユウ

***



昨日、Aさんが帰ってきて、仲直りできた。今日から元通り。いや、それ以上に仲良く出来ると思ったのに……。


「なんでですかぁ!」


僕が起きた頃にはAさんは準備し終わっていた。そして、すぐに出るという。
一緒に登校は!?仲良くご飯食べないの!?あれ!?

どーどー、と僕を宥めるAさん。前々から思ってましたけど、黒色のベストかっこいいですね!銀のボタンと刺繍が眩しい!


「あ、ちょっと待ってろよ」


そう言って部屋に戻っていくAさん。なんだろう?

用意されてた朝ご飯に手をつける、ところで思い出した。
Aさんに迷惑かけないって決めてたのに!!また!
うぅ……美味しい。すごく美味しい……。

妙な敗北感。スーパーダーリンってこういう人のことを言うんだな。


少しして、紙袋を抱えて戻ってきたAさん。なんだろう、と思って見ていれば、手招きされる。


「ほら、これ。ベスト。俺と同じだし、これで変なやつには絡まれなくてすむだろ」

「エッ!いいんですか!?」

「学園長に用意してもらった。サイズは大丈夫だと思う」


紙袋を手渡されて、中からベストを取り出した。オンボロ寮寮生の証だ〜!
ドキドキしながら着てみる。グリムに見せびらかすと、ずるいと言われた。


「A!オレ様のは!?」

「グリムはベスト着れないだろ」


うぐ、と言葉に詰まるグリム。Aさんはグリムを撫でて、グリムの首についている魔法石を突いた。


「それに、グリムにはかっこいい魔法石があるじゃないか」

「それもそうなんだゾ!」


機嫌を良くしたグリム。それを微笑ましそうに見ると、Aさんは鞄を持つ。


「今日の夕飯はなにがいい?」

「オムライス!がいいです」


ぴし、と固まるAさん。


「あー、この前食べたから、また今度でいいか?」

「……じゃあ!今日は僕が作りますよ!」

「ユウが?」


大きく頷けば、分かった、とAさんは了承してくれた。


「じゃあ、いってきます」

「いってらっしゃい!」

改めてのお礼と上機嫌→←***



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ァ゛ - ''監督生''じゃなくて''魔法の使えない人間''なのがもうそれで…👏👏すごい好きです… (2022年1月4日 14時) (レス) @page25 id: 7c50d108a0 (このIDを非表示/違反報告)
- こんなに面白い作品は初めてです…!ところどころ(?)不良っぽい部分とか好きです!これからも頑張ってください!!あ、どうしてB○のタグが付いているのかが気になって夜しか眠れません(( (2021年5月3日 20時) (レス) id: 4ea2abc19e (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 5ページが現金なやつになってますよ!神作ありがとうございます! (2020年9月16日 19時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - 監督生くんの無自覚なウザさが最高にいいスパイスになってると思ってます、頑張ってくだs…いえ、全力で応援するんで対価として無理しない程度の頑張りを! (2020年9月15日 10時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - tearilさん» コメ返遅れてすみません!かなり読み込まれていらっしゃるようでお恥ずかしい……ありがとうございます!頑張りますねー! (2020年6月7日 16時) (レス) id: f9826c0595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月4日 15時

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