賑やかな昼食と尋問 ページ43
side：A
＊＊＊
「シャチちゃん！こっちだよぉ！」
適当にご飯を取って、急かすフロイドのもとへ行く。そこにはもう、アズールもジェイドも座っていた。
アズールの対面に座って、手を合わせる。
「シャチちゃんのおいしそー。一口ちょーだい」
「分かったから、ほら」
ローストビーフを一切れ、フロイドの皿へ乗せてやろうとすると、手首を掴まれてそのままフロイドの口に運ばされた。大きく口を開けて頬張るフロイドは満足そうだ。
アズールが呆れたようにため息をつく。大人しく食べれないんですか、と言うアズールに、フロイドは舌を出してそっぽを向いた。
「A、これも美味しいですよ。いかがです？」
ジェイドがリゾットを俺の口元へ持ってくる。素直に口を開けて食べると、確かに美味しい。
目を輝かせる俺を、ジェイドは面白そうに眺めた。
次はリゾットを食べるか。でも、ナポリタンも美味しそうだったな。
考えながら、ローストビーフを食べる。今度作ってみるか。部活には入ってないし、時間はある。
監督生にも良いもの食べさせてあげたいし。
「そう言えば、A。さっき会っていた方はどなたですか？」
アズールにそう聞かれる。
さっきって言ったら、監督生か。不安げにするアズール。別にやましいことはないから、素直に話した。
俺の寮に入寮したやつが不良に絡まれていたから、助けただけ。そう言うと、眉を顰める3人。
3人ともてっきりもう監督生と会ったことがあると思ったけど、そうじゃなさそうだな。俺がいるせいで、原作より先に会うなんてことにならなきゃいいけど。
「シャチちゃんさぁ、ずいぶん気にかけてんだね、そいつのこと」
「あー、まあ。そいつ、魔法使えないし」
「Aは優しいですから、放っておけないんでしょう」
「なるほど、そういうことですか」
首を傾げると、何事もなかったように食事を再開する3人。この話題は終わったってことでいいのか？
俺も残り少なくなってきたローストビーフを食べる。
そのせいか、俺は気づかなかった。
鋭い眼光で監督生を睨んでいる3人に。
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白鳥 - ヤヴァイ夢主がハイキューの国見にしか見えないwwwwあっえーとこのシリーズとっっっっても面白くて毎回楽しく読んでます！これからも更新頑張ってください! (2022年4月2日 20時) (
レス) @page1 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - (名前)太中大好き人間さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月4日 12時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)太中大好き人間(プロフ) - タバコで魔力という柔軟な想像力が凄いです！これからも頑張ってください！ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 5bc9e3e078 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - きせるさん» ありがとうございます、嬉しいです！続編でもどうぞご贔屓ください！ (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
きせる - とても面白いし、夢主の性格とか凄く好きです！続編も楽しみにしてます(*^▽^*) (2020年6月4日 13時) (レス) id: 36960cc352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月2日 0時
