無茶な条件と監視 ページ32
放課後、大食堂へ続く道がドタバタと騒がしくなる。
えーっと、あれは監督生たちだな。グリムを追いかけてるのか。
あれ？なんか忘れてるような……。このあと、確か化け物に遭遇するんだったよな。なんでだっけ。
１年も経つと記憶が曖昧になってくるな。まあ、それはそれでいいかもしれない。
前方から監督生たちが走ってくるのを眺めていると、監督生が俺に気づいた。手を振ってやれば、必死の形相で叫ぶ。
「Aさん！グリム！捕まえてくださーい！！」
「へっへーん！誰が捕まるか、なんだゾ！」
大食堂へ入っていくグリムを見て、ふと思い出す。シャンデリアが壊れるんだったよな。それで魔法石を取りにいくんだ。
「あんた、ノロマかよ！ボケッとしてないで捕まえてくれれば、こんなに走らないですんだのに」
「エース！？」
通りすがりにハートのペイントをしたやつがそう言う。監督生が俺の顔色を窺うけど、俺はそれどころじゃない。
俺もだいぶ短気になったものだな。
シガレットケースから一本取り出して、監督生にこう言いつけた。
「貸しだからな、ユウ」
「ひっ、はい！」
俺が追いついたときにはスペードのペイントをしたやつがさっきのやつを浮かせていた。あれはあのままでいいだろ。原作が進まなくなる。
問題はグリム。すばしっこいやつだ。
「よく狙って……いくぞ！」
「ぎええええええええ！！」
覚悟を決めて飛んだグリムを掴めず、シャンデリアとともに落下していくハートのやつ。マジカルペンを振って、グリムを鳥籠に閉じ込めた。ハートのやつには破片で怪我をしないように防護魔法で保護してやる。
シャンデリアは見事に壊れていた。あーあ、綺麗だったのに。
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白鳥 - ヤヴァイ夢主がハイキューの国見にしか見えないwwwwあっえーとこのシリーズとっっっっても面白くて毎回楽しく読んでます！これからも更新頑張ってください! (2022年4月2日 20時) (
レス) @page1 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - (名前)太中大好き人間さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月4日 12時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)太中大好き人間(プロフ) - タバコで魔力という柔軟な想像力が凄いです！これからも頑張ってください！ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 5bc9e3e078 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - きせるさん» ありがとうございます、嬉しいです！続編でもどうぞご贔屓ください！ (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
きせる - とても面白いし、夢主の性格とか凄く好きです！続編も楽しみにしてます(*^▽^*) (2020年6月4日 13時) (レス) id: 36960cc352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月2日 0時
