ねえねえ、34話 ページ35
｢ねえ、消太さん｣
ある日の放課後、Aといつものように話していた時。
決意を秘めたその目を向けて、少し迷ってAは口を開いた。
｢あの……デート、したいです｣
デート、か。
そういえば、恋人らしいことなんてしたことがなかったな。
休日なんて俺にはあって無いようなものだし、ヒーロー科にだってほとんど休みがない。
黙っていると、Aは慌てたように言う。
｢あのっ！無理だったらいいんです……2人でお出かけしたいなって思ってただけなので…！｣
｢どこに行きたい？｣
｢え……いいんですか？｣
頷くと嬉しそうに笑って、指折り数え出した。
｢消太さんはどこに行きたいですか！｣
キラキラと眩しい笑顔を向けるAに、軽く唇を合わせる。
｢Aとなら、どこでもいい｣
頬を赤くして頷くAに、小さく笑みを零した。
そうして計画を立てていると、時計の針が最終下校の30分前を指す。
名残惜しそうに眉を寄せたAを撫でて、またキスをした。
未だウブな反応をするAが愛おしくて、思いっきり抱きしめる。
腕の中のAがもぞもぞと動くから、力を緩めると、Aの柔らかい唇が頬に当たった。
｢えへへ、お礼です｣
満足そうな笑顔を見せるAに、耳が熱くなっていく。
｢随分可愛いお礼だな｣
そのまま離れ難くなって、下校時間ギリギリまでキスを落とし続けた。
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怜(プロフ) - ユキヒメさん» ありがとうございます〜！私が先生大好きなので、オチは相澤先生になってしまいましたが……こちらこそ読んでくださり、ありがとうございました！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - めっちゃ良かったです！かっちゃんの恋が叶わないものなんだろうな〜って言うのが悲しいですが、数ある相澤先生の夢小説の中で一番幸せな作品だと思います！こんなに良い作品を書いてくださりありがとうございます！ (2021年8月7日 23時) (レス) id: f334533874 (このIDを非表示/違反報告)
共依存狂愛ヤンデレ現在進行型 - 怜さん» 違いました(涙)2018年今年の秋です！！ (2018年7月15日 7時) (レス) id: 3dd76b4fff (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 共依存狂愛ヤンデレ現在進行型さん» そうなんですか！？おめでたいですね！私は目下ヒロアカ映画化でうはうはしているところなので………時間が空いたら見てみようと思います！ (2018年7月5日 22時) (レス) id: 768ee3909e (このIDを非表示/違反報告)
共依存狂愛ヤンデレ現在進行型 - 怜さん» 2019年に映画化されるんですよ！見るタイミングですか……うーん？1話を見てしまったらBのL好きにはたまらないシーンがありますよ？(`・ω・´)ｷﾘｯ☆ (2018年7月2日 22時) (レス) id: 3dd76b4fff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年4月24日 23時
