destiny

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ar side






有「可能性はゼロじゃない……か……。」





ご飯を食べ終わって店を出た帰り道、高木先輩に言われた言葉がずっと頭の中をぐるぐるしている。


高木先輩の言葉は何故かすごく力強くて、もしかしたら…なんて思わせる力がある。





有「俺も頑張らなきゃなぁ。」





家に帰ってから1人気合いを入れてベッドに入った。





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ym side




有「おはよう、山田。」


山「あ!!大ちゃんおはよｯ!!」





今日もドキドキしながら挨拶を交わす。


ちゃんと笑顔になってるかな、顔引きつってないかな、いつもそんなことを考えてばっかり。


大ちゃんの笑顔はキラキラ輝いていて、会社中で注目の的。


そんな大ちゃんと出会って1年。


俺たちは助け合って様々な契約を成功させてきた。


俺はそんな大ちゃんにいつの間にか惹かれていった。





有「なぁ山田。今日暇？？」


山「うん、暇だけど……。どうしたの？」


有「飯行かない？一緒に次の企画考えようかと思って。」


山「う……うん……!!いいよ!!」





やばい、大ちゃんと2人きりでご飯なんて言われてちょっと動揺してしまった。


声……震えてなかったかな……。





有「よかったぁ…。じゃあ店探しとくな？」


山「うん！ありがとう。」





よかった。バレてないみたい。


どうしよう。俺大丈夫かな…。


その日はドキドキして仕事に集中できる状態ではなかった。

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