ディナー ページ5
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『いらっしゃいませ・・・あ、隼くん!』
隼「こんばんは、Aさん」
時間は8時を過ぎた。
もう日は暮れて真っ黒な空。
『今日はどんなお仕事?』
夜眠れなくなったらいけないから、少し甘めのコーヒーを出しながら カウンターに頬杖をついた。
隼くんはコーヒーを一口飲んで 美味しい、と呟いたあと、私と一緒に頬杖をつく。
隼「今日は撮影。今度雑誌に乗るからインタビューもしてきたよ。表紙だからよかったら買って?」
『ふふっ、うん!ぜひ買わせてもらうね』
隼「ん〜、今日もAさんかわいい」
『ありがとう。・・・そうだ、今日は何か食べてく?』
隼「久しぶりにちゃんとしたの食べよっかな。哲也さん、オムライスある?」
哲也「あるよー」
『ふふっ、じゃあ今日はオムライスね』
今日は隼くん、このカフェでディナーです。
北人「はい、オムライス」
隼「ちぇー、Aさんじゃないの?」
北人「中で皿洗ってるから」
『もう、北人くん嘘つかないの』
北人くんは相変わらず隼くんが気に入らないみたい。
レジの整理してる私を横に 皿洗いなんて嘘ついて。
隼「Aさん 今日も好きです」
『ありがとう』
北人「毎日言っててよく飽きないね。Aさんも毎日聞いてて嫌にならないの?」
『んー、最初の方はめんどくさいな、とか思ってたけど、今は日課みたいな。』
隼「えっ!めっちゃ嬉しい!それって好きって言われるの待ってるってこと?!」
北人「別にそうとは言ってない」
『ふふっ、』
今日も平和だなぁ、なんて思いながら隼くんと北人くんの言い合いを眺めてた。
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くるみ。(プロフ) - 彩華さん» わー!ありがとうございます! (2020年4月16日 9時) (レス) id: dcb2ebda86 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 早速読んじゃいました!アマリリス(^_^)こっちもとっても素敵なお話でした!続編楽しみです! (2020年4月16日 5時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
くるみ。(プロフ) - 愛さん» あらあら笑 (2018年12月26日 20時) (レス) id: dcb2ebda86 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 北人くんともくっついて欲しくなりました(笑) (2018年12月26日 2時) (レス) id: d15d3a289f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くるみ。 | 作成日時:2018年9月12日 5時