三十二話 ページ33
澤村side
頭を抑えて、フラフラしだしたA。
真っ青に青ざめていて、息も浅い
倒れる寸前、咄嗟に影山が体を支えた。
影「おい、どうしたっ?」
菅「顔色が悪い!影山、そのまま保健室に連れて行こう!」
何事だと、周りの奴らが騒ぎ出す。
とりあえず、早く保健室に行こうAを抱きかかえる影山の背中を押し、四人で購買をでた
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「35.0℃。やだすごい低いわね」
ベッドにゆっくりと寝かせて、先生が体温を測ると、普通じゃ考えられないような体温の低さ。
顔が青白くて、血液が回っていない。目の内側も見ると、貧血のようで真っ白だ。それに、
今気がついたが、目の下にクマがある
影「こ、こいつ・・・今日の朝元気だった、です」
菅「確かに。日向と一緒になって騒いでたし、いつもと変わらなかったのに」
先「突然疲れが出ることもあるから。女の子は繊細なのよ。
とりあえず、学校が終わるまで寝かせておくから、みんなはご飯食べて来なさい」
情けない。俺は目の前の大会のことばかり気にしていて、サポートしてる側の体の心配なんて全くしていなかった。清水のことも俺たちは二の次にしている。
澤「悪い、主将の俺が全く気遣ってやれてなかった」
東「大地だけじゃなくて俺たちもだ。俺たちの雑用を色々としてくれてるのに....」
菅「とりあえず、俺武田先生のところに言ってくる」
澤「ああ。俺は清水のところ行ってくる。今朝どうだったか聞いてくる」
東「じゃあ俺は2年生に聞いてくる。影山、1年生をよろしく頼むな」
影「うっす」
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.......
「これを飲んでA」
『イヤダイヤダ!なんでこんな不味いお薬飲まなくちゃいけないの!
私どこも悪くないのに!』
「違うのよ。これを飲まないと、悪くなってしまうの。今はよくても....いずれ怖い思いをしてしまうの」
『怖いものなんてないもん!
お父さん助けて!お母さんがいじめるっ』
「A、、仕方ないな。じゃあこのお薬を飲んだら特別に、アイスクリームとお菓子を二つ買ってあげる」
『ほんと!?じゃあ頑張って飲む!!』
「うん、えらいえらい!」
お父さんと、お母さん.....懐かしい。
確かに定期的にお薬飲まされてた。あの苦くて不味いやつ。
あれって、なんだったんだろう
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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時