十話 ページ11
清水先輩は今回合宿所には泊まらず、仕事が終わったら自宅へ帰ってしまった。
私はお風呂を先に入り、食堂でノートを開いて今日のメニューをメモしていた。
日向と田中さんの叫び声が聞こえる。そのあとに西谷さんと東峰さんの声がする。
結構声響いてるな。そのうちキャプテンが
澤「うるさああああい！！！」
あ、やっぱり怒った。
予想通りの流れに、思わずクスクスと笑う
影「何笑ってんだ？」
『うおお！！びっくりし・・・た・・・』
髪の毛が濡れた状態の影山が、私の前に立っていた。
いや、色気が半端ないんですが・・・
でも、Tシャツが究極にダサい。
愛LOVEバレー って・・・。どこにそんなデザインのTシャツ売ってるの？
影「まだ仕事してんのか」
『まあね。今日のメニューの詳細と、みんなの様子とか書いておきたいし』
静かに私の前に座って、ノートを凝視する。
自分のことが書いてある部分を見つけ、何かを考えるような顔をした。
そして何か納得したように、頷く。
何かしら今日の反省点だったり、改善点が今の数秒でわかったのだろうか
それより
髪の毛が濡れてるのすごくきになる
『影山・・風邪引くから貸して』
肩にかかったタオルを奪い、意外と丸っこい頭をワシャワシャと吹いた。
影「おいボゲ！自分でできる！」
『そんなそんな恥ずかしがらずに！』
このバレー馬鹿に羞恥心なんて感情あるんだーと思いながら、髪の毛を拭いていく。
影「なあ、お前、なんで女子バレー部に入らなかった？」
静かにこぼしたその言葉に、私の手は一瞬止まる。
影「あのサーブ、相当打ち込んでないとできない」
『別に深い意味はない。中学で出し切ったから、もう高校でやる元気はなかっただけ』
影「もっと頑張れば上に行けたのにもったいねえ」
『そうだね。私もそう思うよ。でも、自分の神社のこともあるから』
影「なんの関係があるんだよ」
『部活ってすごい疲れるでしょ？そのあとに神社の仕事ができないのが嫌だったんだ。
影山がバレーを大切に思っているように、私も自分の神社が大切なの。だから、選手としてバレーに関わるのはやめた』
影「・・・それって、あの事件が関係してんのか」
今度こそ、髪を拭く私の手が止まった。
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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ？ (2020年8月29日 8時) (
レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか？なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります！ありがとうございます！ (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます！！ (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：総陽♪ | 作成日時：2020年4月5日 13時
