why (ページ6) - 小説/夢小説

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...

(また、お風呂に入れるなんて、、、温かい。)
浴室は丁度いい温度でとても気持ちが良かった。

(、、、これからどうしよう。なぜ自分はこの世界に来たのか分からない。ここは私のいたところとは根本から違う気がするな。すごい高さから飛び降りれるくらいの筋力、術を使える能力？ )

1人になると考えてしまう。知らない場所は慣れなくてこれからどうしようかと悩まされるばかりだ。

(でも、元の世界よりずっと良い。私がいないことに気づいたりするのかな。カカシさんは一人暮らしのようだけど見ず知らずの私を引き取る事になって。あのまま盗賊に殺されてたりしたらカカシさんに迷惑かけずにいられただろうか。)

「Aー大丈夫？のぼせてない？」
「っ！だ、大丈夫です！すみません今上がります！」
いつのまにか長湯をしてしまったらしい。

「のぼせて無いなら良かった。今日は色々あって疲れただろうから温まったら出ておいで。早めに休もう。」
「はい。ありがとうございます。」
うん。よしよしっと言った具合に少し嬉しそうにその場をカカシは離れる。

...

「じゃあ、俺も入ってくるから。ちゃんと髪を乾かすんだよ。」
と言い浴室に向かったカカシに返事をして髪を乾かす。
しばらくすると、カカシが浴室から出てきた。

「、、、。」
「ん？どうかした？」

夕飯は美味しくて夢中だった自分のせいなのか、顔をあげてもカカシは口布をしていたし、でもご飯は減るという現象をみて忍びって凄いなと密かに思っていた。でもそれよりも、、、

何も反応しないAを不審に思ったのかカカシはAの近くに行き目線を合わせた。
そしてそっと左目の傷にAが触れてきた。

「痛く、ないですか。」
「、、、心配してくれてありがとう。昔の事だしね。大丈夫だよ。」

今の事では無いのだけれど私が聞くことでもないなと思い我にかえると、思いのほか距離が近くて驚いたAは後ずさった

「？Aの予想外の行動は面白いね。さて。早めに寝ようか。Aはベッドを使いな。俺は、ほらこの客用の布団があるから。」
「え。私がそっちを使います。」
当たり前でしょう？というように手を離さないA。