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それからAは夕飯の準備を手伝った。
休んでていいと言われたが泊めて頂いているのでと押し切った。
全員でごはんを食べて、寝る準備をして布団を敷く。
敷いている時にシカマルがこっちを見ていたので、どうかした?と聞くと
「なんで着る服全部大きいんだ?」
「えっ、あ、えっとサイズが無くて?」
「そんなわけねーだろ。」
たまたまにしたってもう少し近いサイズあるはずだ。それじゃあカカシ先生のサイズじゃねーのか?
買わせて貰ってないのか。
シカマルは疑問が絶えなかった。
「、、、実は私いつ元いた場所に戻るか分からないので、いつ戻っても片付けがしやすいようにと思って。」
「?持って帰ればいいじゃないか。」
「あーえっと、そこ決められたもの着ないといけなくて。」
なんだか嘘と本当が混じっている感じだ。言いたくない事があるんだろう、とシカマルはこれ以上聞くのをやめた。
「めんどくせーとこだな。まぁ別にいいけどよ。じゃ、寝るか。」
「うん、おやすみ。」
おやすみ。と返されて電気を消した。
でもAは寝付けづにいた。
(寝れないのか?)
「空。」
シカマルを起こさないように小声で話をする。
空はいつも突然にあらわれる。
(どうした?)
「、、、いつも一緒だった人が遠くで任務をしていて、早く終わると言ってくれたのに帰りが遅くて。」
(、、、。不安か?弱いのか?ソイツ。)
「シカクさんは里の中でも随一の忍だって言ってたけど。」
(木の葉は忍び五大国の1つだし戦力は強い方だ。そこまで言われるヤツなら大丈夫だろ。)
不安そうなAを空は気にかけてくれた。
「ありがとう。帰って来てくれたら空の事は知っていたけど、ちゃんと紹介するよ。」
(あぁ。もう寝ろ。外の状況は何となくでしか分からない。けど俺の事は名前を呼べばすぐ側にいく。それまではお前の中にいる。居心地が良くてな。)
ふっ、と笑いながらカッコいい事を言ってくれるものだ。猫くらいの大きさで。
「ありがとう。おやすみ。」
(あぁ。おやすみ。)
そう言ってまたAの中に空は戻った。
空が戻っても少し考えしまう。
カカシとこんなに離れたのは始めてで、なんだか不思議な感じだった。
怪我とかしているのか。不安は消えなかった。
明日は帰って来てくれる事を祈り眠りについた。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時