why (ページ39) - 小説/夢小説

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「どうしよう。とりあえずシカクさんに見せた方がいいよね。小さくはなれる？」
(お前のチャクラ少しくれるなら。)
「私、あるかもよくわからないけど、、、。」
(あぁ、足りなくてお前は死ぬかもな。)
「そっか、、、どうぞ。」
(は？死ぬかもしれないんだぞ？)
「うん。」
そういうと、少し悩んでから虎はおでこをくっつけてきた。くっつけた瞬間体の中で血が凄い速さで巡っている感じがした。

(、、、お前。面白いな。)
「っ、、、え？」
何が起こったんだろう。と思うとチャクラを吸ったのか、虎が小さくなっていた。

「可愛い、、、。」
(おい。)
ちょっと怒っても可愛い。なんだろう撫で回したい。という衝動を抑えた。

「チャクラ足りたね。」
(お前、俺と契約するか？)
「契約？」
(お前の体は便利だ。俺との相性がいい。)
便利？相性が良い？何のことだか分からないと言った顔で見ていると。虎はめんどくさそうに話し始めた。

(おれはチャクラを食うし、食ったチャクラは力として使う。お前はチャクラを作れるし、渡せる。抜群の相性だろ。)
「いや、そんな事を言われても。」
(契約を結べばお前の守りたいものを俺も守ろう。)
「、、、。」
つまり力をくれるということ。
私は今、無力だ。
もし契約をすれば、いざという時この里の力にはなることが出来るかもしれない。

「なぜ私を？」
(、、、。最初に見たお前は一般人並みのチャクラだった。それじゃ俺をこの姿に出来はしない。だが、迷いなく俺にお前はチャクラをくれた。俺が死んで困るやつは五万といるだろう。だが、1人だったずっと。)
話ながら凄く悲しい顔をしていた。孤独か。

「それは、嫌、だね。わかった。契約しよう。」
(お前の名は？)
「A。」
(そうかA、俺は何とでも呼ばれてきた。時には化け物とも。俺に名前をくれないか？」
化け物か。それは私も同じだ。
私が誰かに名前をあげる時がくるなんて。でも直ぐにAは思い浮かんだ。

「空。」
すると虎は首を噛んできた。
少し、いや、わりと痛かったが、直ぐに痛みは引いた。

(印を植え付けた。徐々に身体に馴染む。それで俺はお前の中に入ることも出来るようになった。)
「そう。それで傷は大丈夫？」
もっと他に聞くことがあるだろう。人の事ばかり気にするやつだな。と思うが色々あった今お人好しなのはわかったので突っ込まないでおく。