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「驚いてるね、わかりやすく。」
「え、だって、」
「あぁ、迷惑なんて全然思ってないよ?帰ってきたらいつも1人だったけれどご飯を一緒に作ってくれるし、話をしながらの夕食なんて久々で楽しいよ。ありがとう。」
これから任務の帰りはおかえりが聞けるしね。なんてプロポーズみたいな事を言うカカシ。
Aは、まさかお礼を言われるなんて。私も返したい言葉がたくさんあるんだ。とAは思い伝えようと思ったら意識が遠のいて行く。
「やっぱり、動物と話しをするのはチャクラなのか、力を使うみたいだね。」
ゆっくりおやすみ。と頭を撫でてからカカシも寝る準備をした。
そして、自分も布団の中に入りAの事を考えた。
やはりAは自分のチャクラや力は分かってないようだ。ならば、この世界の事を何も知らないAを俺が守らなければならないと、感じていた。
...
Aは、前の世界の夢を見た。
学校では動物が群がる気味の悪い子扱い。家に帰れば家事をしなくてはいけない日々。
まぁ家事をしていれば親戚から手を挙げられる事が少なかったからよかった。
食べ物はあまりくれなかったが。
家事の次は親戚の子供のストレス発散。年が近いのもあって学校でも周りを巻き込んでのいじめ。
どこに行っても見つかり逃げ場の無い世界。
そんな嫌な夢の中からAを呼ぶ声で戻された。
「っ!!はぁはぁ、、、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
Aはがばっと起き上がってずっと謝り続けた。自分を守るように抱きながら。そんなAを見てカカシがそっとAを抱きしめた。
「大丈夫。大丈夫だよ。」
そう何度も返しながら背中を撫でてくれた。
「あ、カカシ、さん、、、うるさくしてすみません。」
「、、、いや、魘されていたよ。前の世界の夢を?」
「は、い。はぁ、はぁ、ごめんなさい。」
「大丈夫。落ち着くまでそばにいるから。」
無意識にしがみついきながら呼吸を整えた。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時