why (ページ23) - 小説/夢小説

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「カカシさん！？」
「報告書は出したのか？」
「え、あ、はい。Aが起きたと聞いたので仲間が出してくれました。」
ため息をつきながら火影はカカシに聞いた。
絶対押し付けたなとテンゾウは横で思った。

「、、、いつから？」
「ベンチで話し始めた頃じゃよ。」
「ごめんA。」
テンゾウも謝ってきた。過去を聞いた事だろう。申し訳なさそうな顔をしてきた。

「いつかは話そうと思っていたので大丈夫ですよ。早く出てきてくれて良かったのに。お疲れ様です。怪我はありませんか？」
「あぁ、ありがとう。大丈夫だよ。」

そんな夫婦みたいな会話をされたら他の2人は蚊帳の外じゃないか。とテンゾウは思う。でもカカシ先輩にはとてもいい環境だななんて思う自分もいた。

「テンゾウは最初っからいたの。」
「えぇ、まぁ。」
「そうだったんですね。火影様に危害を加えるつもりは無いですよ。と言っても何の力もまず無いんですが。」
「そのようだね。安心したよ。」

不安にさせてすみません何て返されてテンゾウは冗談だよと答える。半分本気だけども。

「何、テンゾウお前Aを疑ってんの？」
「あ、いえまさか。もう大丈夫ですよ。」

カカシからの圧で少しうろたえるテンゾウ。自分はここに来て数日しか経っていないし当たり前なのにとAは思う。そして、カカシさんも私の監視役ですよね？と疑う。

「さて、ワシは帰るかの。空気になりつつあるし。」
少し拗ねたように言う火影様。

「ヒルゼンさん！今日は本当にありがとうございました！！」
そう言いAは深くお辞儀をした。

「なぁに、また息抜きの散歩でも付き合ってくれると助かるの。」

はい、是非。と喜んで答えた。それに火影は微笑んで返した。
テンゾウと火影様が帰ったので、俺たちも帰ろうかとカカシはAに伝えた。ご飯はどうしようかなんて考えながら。