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次に目を覚ますとAは部屋のベッドで驚いた。
「え、あれ。いつのまに家に戻ってきたんだろう。」
しかも、いつもカカシが寝ているベッドを使っていた。大変だ。カカシは一体どこで今は何時だろう。
そんなプチパニックになっている時に戸が開いた。
「あぁ。起きたんだね、おはよう。」
「え、あ、おはようございます。、、、えっと、貴方は?」
「初めてまして。僕はカカシ先輩の後輩でテンゾウです。ごめんね今先輩は任務に出ているんだ。」
よろしくと握手を交わした。そこでAは違和感を覚える。なんだか相手との距離感が掴めないのだ。握手はとりあえず恐る恐る手を出してそれをテンゾウが握ってくれた。
「お腹すいてる?今消化にいいものを作るよ。シャワーでも浴びておいで。」
「?ありがとうございます。」
なぜ消化にいいもの?寝起きだからだろうか。優しい人だなと思いながらAはシャワーを浴びた。
「はい、どうぞ。」
「あ、すみません。、、、美味しい。」
「よかった。君、2日も寝てたんだけど記憶ある?」
「ふ、2日も?!」
だから消化にいいものか。道理でお腹が空いたと思った。なんて悠長に考えた。
「今日は火影様のとこに行こうと思うんだけど大丈夫かい?」
「あ、はい。すぐに食べます。」
「あぁ、ゆっくりでいいよ。起きたばかりだし。」
それからテンゾウは食器を片付け、Aは準備して家を出た
「先輩に女の子の居候が出来たと聞いて驚いたよ。」
「カカシさんには本当にご迷惑をおかけしています。」
「そうかなぁ、その話をしている時のカカシさん家族が出来たみたいに嬉しそうに話していたよ。」
「え?」
私の監視などを毎日させられて1人で広々安心出来た家に私を置くなんて迷惑以外あるはずないと思っていた。
「そこは、嬉しい顔をするところなんじゃないかな。」
ずっと黙り込んで悩んでいるAにテンゾウは少し笑いながら話しかける
「、、、はい。」
絞り出した返事だなぁ。ずいぶん自分の位置を下に見ているらしいと思った。
「ふー。ま、困った事があったら遠慮なく僕にも言ってくれていいからね。」
「、、、お世話になります。」
ここの人達は本当に優しい。自分なんて余所者なのにと、Aは思った。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時