episode 53-1 ページ12
泰輔「そんな話もしてたなー(笑)」
優生「一年って本当に早いね？(笑)」
「3人で進路の話してから一年経ったんだね。」
泰輔「しかも3人とも希望の進路進めるしな。」
優生「本当に良かったよ。」
「安心した。」
3人で進路の話をしてから一年。約8ヶ月前に高校三年生になった私たちは、つい先日推薦で進学先が決定した。泰輔はサッカーが強い某大学に進学することになり、優生は都内の薬学部に進学することに。私はというと
泰輔「Aは千葉行くんだっけ？」
「そうそう。」
優生「追っかけってやつか〜？(笑)」
「そうですけどなにか！(笑)」
私は田中先生の地元である千葉の大学に進学することになった。最終的には自分の意思だったけど、松村先生のおかげなんだよね。
〜8ヶ月前〜
松村「お前さ、どこ大目指してんの。」
「え？」
高校三年生になってからすぐ、二人で話していたらふと投げかけられた言葉。
松村「東京残るの？」
「そのつもりですけど………」
松村「千葉。」
「え？」
松村「千葉、行かねーの？」
「………」
松村「あいつ、千葉にいるのに。行かなくていいの？」
田中先生は私が高校三年生になると同時に地元に戻ってしまった。それを知ったのは高校二年生最後の日だったから、二人でゆっくり話す時間もなくお別れをしたわけで。心の中では納得できない自分もいたんだけど、それはしょうがないことであって。
「千葉の大学に行ったところで会える確信はないじゃないですか。」
松村「東京に残るよりかは、会える確率高いと思うけど？ま、お前が卒業すると同時に樹の連絡先教えるよ。」
「いいですって！」
この時、心のどこかでいっそ先生のことを忘れてしまおうって思ってた自分がいたのは確か。だから、千葉の大学は眼中になくて。
松村「どっちにしろ、後悔しない選択しろよ。あの時やっぱり千葉の大学に行ったけばよかったって思っても知らねぇからな。」
「っ、、、、」
松村「最終的に決めるのは植田、お前だからな。」
「………先生。」
松村「ん？」
「………なんでそんなに私を気にかけてくれるんですか？」
松村「それは…………」
「それは？」
松村「………大切な生徒だからだよ。」
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卓佳(プロフ) - さくらさん» 数あるお話の中から、この作品をお読み頂きありがとうございます！とても嬉しいです！一気読みも小説の醍醐味ですからね(笑)はい、楽しみにお待ち下さい！ (2020年6月9日 17時) (
レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 昨日このお話を見つけて（遅くてすいません）一気に読みました。番外編も楽しみにしています。 (2020年6月9日 9時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
卓佳(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます………！こんなにも喜んでいただけて、嬉しすぎます！！！書き甲斐があります！時間は開くかもしれませんが、番外編は書かさせて頂きます、暫くお待ち下さい！本当にありがとうございます！！ (2020年6月9日 2時) (レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - このお話が大好きすぎて終わって欲しくないです。番外編とっても楽しみにしています！それぞれの想いが交差するこの感情がもどかしいぐらいです^_^何話でも続けて頂きたいぐらい大好きです！とにかく、作者様にこの気持ちを伝えたくて・・・もうファンです！！ (2020年6月9日 2時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
卓佳(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございますぅぅぅ！嬉し過ぎて涙が出そうです(笑)これからももっと感情移入して楽しんで読んで頂けると幸いです！ (2020年5月17日 14時) (レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卓佳 | 作成日時：2020年5月17日 11時
