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翌朝、家の前ではモリーが襲撃事件を書いた日刊預言者新聞を握りしめて真っ青な顔で皆の帰りを待っていた。
Aはハリーがロンの部屋に促す目配せに気づいたが、ジニーがまだ昨晩の恐怖を引きずっているのかAは服を離してもらえずにいたので首だけ振って返事をする。
きっとハリーは昨晩のことで何か他に隠していたことがあったのだろう。
あとでハーマイオニーが教えてくれるはずだ。
｢難しいわね｣
｢どうしたの？｣
｢なんでもないのよ｣
ジニーに聞かれてAは微笑む。
ハリーとの付き合い方が難しい。
大事な友達だ、それは変わらない。
だけどハリーのそばにいれば少なからず例のあの人に関わってしまう。
A自身は問題に思っていないが、フレッドは危険なことに巻き込まれるのを良しとしない。
友情と恋人との間に挟まれることが度々あるのが、Aには小さな悩みだった。
｢さぁ、ジニーどうする？お部屋に行って一緒に寝ましょうか？それとも宿題が残ってるのなら見てあげるわ｣
｢Aもクィディッチ一緒にやろうぜ？｣
｢私ジニーと｣
｢私もクィディッチしたい！｣
ジニーが急に元気な声を出して手をあげる。
フレッドは一瞬悩んだようだったが大きく頷いてジニーも加わることを許可した。
｢じゃあハリーとロンも誘って4対4だな。Aは俺と同じチームで、ジニーはジョージと同じチームな｣
｢ダメよ！フレッドとジョージは一緒のチームになって！分からないもの！｣
いつの間にビルとチャーリーも仲間にしていたのだろうかとAは不思議に思ったが、ロンの部屋で新しい教科書をさっそく読みふけっていたハーマイオニーも無理やり外に連れ出す。
しばらくは一緒にプレイしていたAも、タイミングのいい所で抜けて木陰で読書をするハーマイオニーの隣に座った。
｢ハリーの話はなんだったの？｣
｢傷痕が･･･痛んだんですって。ワールドカップの3日前の夜に｣
｢そう･･･｣
｢死喰い人とか、闇の印とか関係しているんじゃないかって｣
｢それって例えばー｣
｢言わないでA、そんな最悪な想像は聞きたくないわ｣
例のあの人が復活するとか？と言おうとしたAは大人しく口をつぐむ。
｢何も起こらないでほしいわ｣
｢そうね｣
切実なハーマイオニーの願いにAもハリーの方を見ながら呟いた。
20220217
Taylor Swift
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
