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肩をすくめてハーマイオニーを見れば、どうしていいか分からないと言いたげな表情をしていた。
ため息をついたハーマイオニーの視線がフレッドからその腕の中のAに移る。
｢ヴォワザンの王子様がせめてジョージだといいんだけど。もしフレッドがそうなら、Aが巻き込まれるのは嫌だわ｣
｢俺が心変わりするって言いたいのか？｣
｢まさか！そんなことになったら教科書まとめて引っぱたいてあげるわ！｣
ハーマイオニーなら本気でやるだろうが、心変わりをするなんてフレッドは微塵も関係ない話だと笑い飛ばす。
だが本人の気持ちとは関係なしに、翌日の朝食のグリフィンドールのテーブルには招いてもいないその人物が待っていた。
｢クロエおはよう！｣
｢おはようA｣
抱き上げていたにも関わらず、器用に地面に降り立ったAは駆けていく。
｢フレッドとジョージもおはよう！｣
｢あぁ｣
｢おはよう｣
｢ところでヴォワザン、お前ここに座ってていいのか？｣
グリフィンドールのテーブルにいるボーバトンの生徒は他にいない。
クロエ以外のボーバトンの生徒は全員レイブンクローのテーブルに着いていた。
｢私は自分の好きなところに座るわ。それよりも私のことはクロエって呼んでほしいの｣
丸くて大きな瞳が上目遣いで見上げてくる。
名前で呼びたいわけでもないが、名前のほうが呼びやすいのは確かなので無愛想に頷いて了承した。
途端にクロエの顔がほころんで頬がピンク色に染まる。
正面に座っていたロンを見てみると、予想通りに見惚れているようだった。
｢クロエよかったね｣
｢えぇ！ありがとうA！ねぇ、Aはいつまで小さい姿なの？｣
｢残念だけどしばらくはこのままだわ｣
そう言ったAが恨めしそうにいつもよりだいぶ低い位置から見上げてきたので、フレッドは微笑みながらその頭を撫でる。
｢すごく可愛いわ。Aってホグワーツで1番人気だってチョウから教えてもらったの！｣
｢クロエだって可愛いわ。ブロンドの髪もすごくステキ｣
｢ねぇ、今日の魔法薬学の授業はグリフィンドールと一緒なのよ！フレッドとペアを組みたいわ｣
｢･･･フレッドと？｣
クロエの期待に満ちた目と、伺うようなAの視線が向いてきたきた瞬間、フレッドは閃いたかのように視界の端にアンジェリーナの姿を見つけた。
｢アンジェリーナを紹介してやるよ！アイツ面倒見もいいし、頼りになるぜ！｣
｢いい考えだわ！｣
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
