At My Worst(フレッド) ページ42
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Aを膝の上に乗せたまま、腕の中の寝顔を堪能していたフレッドは、階段を降りてくる足音に振り返って残念そうに声を出した。
｢ここで寝ようと思ってたのに｣
｢いつからロリコンになったのかしら｣
｢Aだぞ？｣
向かいのソファに座ったハーマイオニーに顔をしかめてから、フレッドはただAを迎えに来ただけではないことに勘づく。
そうなると話題はひとつ、クロエ・ヴォワザンのことだけだ。
｢何か分かったのか？｣
｢そうね、彼女は私と喋りたくないようだったからジョージを生贄にしたわ｣
｢可哀想なジョージ｣
そう言ったフレッドの言葉は少しも可哀想だとは思っていない。
楽しそうに喉を鳴らしながらハーマイオニーを見た。
｢フラー・デラクールとかに聞いてみたわ｣
｢デラクール？｣
｢ロンが鼻の下伸ばしてたボーバトンの生徒よ。ちょっと容姿を褒めてあげたらペラペラ喋りだしたわ｣
顔と名前が一致したフレッドは小さく頷いて口の端を上げる。ハーマイオニーの顔には有益な情報を持ち帰ったことが分かりやすく滲んでいた。
｢デラクールは自分のほうが選手に向いてるって。自分の方が美人だから選ばれないのはおかしいって｣
｢顔じゃ選ばねぇだろ｣
｢その通りだわ。それでヴォワザンと同じ部屋の子にも聞いてみたんだけど、彼女なんか変なのよ｣
談話室に他に人は居ないが、皮肉っぽく笑った後にハーマイオニーは辺りを気にして声を低くした。
｢ホグワーツに関して詳しすぎるの｣
｢･･･例えば？｣
｢去年のシリウスの脱獄があったでしょ？日刊予言者新聞はシリウスを完璧な悪者にして書いてあった。けどヴォワザンは本当の裏切り者はネズミのスキャバーズだって言ってたらしいわ｣
｢なんでスキャバーズの名前を知ってるんだ･･･｣
フレッドの顔色も変わる。
一連の事件で新聞にネズミの文字は見つけたが、スキャバーズという文字はどこにも無かったはずだ。
｢それと、彼女のベッドサイドにはあなた達のエジプト旅行の記事が飾られてるそうよ。�爐匹Δ靴謄蹈鵐疋鵑棒犬泙譴覆�ったのかしら。そしたらホグワーツで王子様に会えたのに�瓩辰�｣
｢つまり･･･｣
｢ホグワーツの王子様はあなたかジョージだわ｣
開いた口が塞がらないフレッドは、実際なんと言っていいか分からない。
クロエ・ヴォワザンとは過去に会った覚えも無い。
｢100歩譲ってロンって可能性は｣
｢無いでしょうね｣
｢言い切るんだな｣
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
