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｢A、医務室行くか？｣
｢具合悪いんじゃないか？食べてなかったし･･･｣
夕食を終えて談話室に帰ってきて、フレッドとジョージはAの顔色の悪さに心配そうに聞く。
グリフィンドールの4年生が午後に闇の魔術の防衛術の授業だったことを知っている2人は、まさかAがそのことでショックを受けているとは思っていなかった。
Aはチラリと2人の顔を見てから小さく溜め息をつく。
｢ムーディ先生が実力のある素晴らしい魔法使いなのは分かったわ。けど今日の授業は･･･｣
Aは言葉を詰まらせて今度はさっきよりも大きな溜め息をついた。
ムーディは出欠を確認した後に、用意していたクモを使って『服従の呪文』『
操り人形のように動かされ、耐え難い苦痛を与えられたクモに鳴き声がないのが唯一の救いだったかもしれない。
もしクモに声があったのなら、その悲鳴は一生のトラウマになっただろう。
最後に緑色の閃光で攻撃され死んだクモの姿を思い出してしまったAは更に顔を青白くさせた。
｢あー、確かに気持ちいいもんじゃないもんな｣
｢俺らの時も女子達は騒いでた｣
｢ジョージはちょっとビビってたよな｣
｢バカ言うな。クモを可哀想に思っただけだ｣
小突き合う2人の様子に自然とAの表情が柔らかくなる。
それを確認したジョージが場の空気を切り替えるように手をひとつ叩くと、丸めた羊皮紙を広げてAに見せて感想を聞くように視線を投げてきた。
｢老け薬？｣
｢そう！｣
｢そんな簡単にいくかしら｣
｢どういう意味だ？｣
フレッドとジョージの声が揃う。
老け薬自体は簡単に作れる魔法薬ではないけれど、この2人なら問題ないだろう。
ただやっぱり相手が悪いな、とAは思うが口にはしない。
ダンブルドアだけでなく魔法省のスポーツ関係の組織も関わってくるだろうし、と考えたところでふいに思い出して声が出た。
｢そういえば！バグマンさん！｣
突然の大きなAの声にフレッドとジョージの肩が驚いて跳ねたが、バグマンと聞いて顔色が変わった。
｢WWWは順調？ワールドカップの時にバグマンさんと賭けてたお金で新しい商品作るって言ってたじゃない！｣
｢あぁ･･･｣
｢あれな･･･｣
返ってきたどんよりとした声はそれ以上を追求させてくれなかった。
20220322
Haley Mae Campbell
今週もう1回更新予定です！
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
