家まで / １０ ページ10
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Ishibashi side
石「うわ〜…こりゃ飲みすぎだな」
せ「おっ、石橋来たんや」
石「Aが寝ちゃってるって都築に呼ばれたんで…笑」
粗「家送ったってな、相当酔うてるみたいやし笑」
石「はい」
Aはお酒に弱いのに、たまにこうやって飲みすぎる。
周りのペースに合わせようとする癖があるとか言ってたな。
都「バシも飲んでく？笑」
石「飲まねぇよ笑 飲めねぇんだから笑」
そんなしょうもないくだりをした後、Aをゆっくりおんぶする。
Aが軽いからなのか俺が鍛えてるからなのか、そこまで重くは感じない。
会計は先輩スタッフさん達のおごりということで、都築も一緒に店を出た。
石「…はぁ」
都「なんのため息？笑」
石「なんで俺じゃなくて都築誘ったんだろうなって思って…笑」
都「んだよ、そんな事かよ笑 俺の方が盛り上がるとかそんなん言ってたけど…まぁバシがお酒弱いこととかも加味してじゃない？笑」
石「ふーん、」
まぁそうだよな。
なんでこんなこと気にしてんのかもよく分かんないけど。
都「…早くいかないと取られんぞ笑」
石「何をだよ」
都「A」
石「…意味分かんねぇよ」
都「割と良い奴だよ、Aって笑」
石「そんなの……俺が一番分かってんだよ」
都「おぉ〜」
何度も何度も、口が裂けるほど言ってきたけど。
俺はAに恋してないし、Aも俺に恋してないんだからさ。
都「じゃ、駅こっちだから」
石「ん。ばいばい」
都「また明日」
さて、どうしようか。
背中のAは起きる気配が全くない。
とりあえずタクシーを呼んで、Aの近所まで送ってもらう事に。
『んんー…』
石「…起きた？」
優しく体を揺さぶりながら声をかけるが、聞こえてくるのは寝息だけ。
諦めて携帯をさわり始める。
『あれ…？…バシくん、』
石「あ、起きた」
『え〜タクシー、あれ…つづちゃんは？』
石「もう帰ったよ」
『うわぁあごめん…降りて！もう、１人で大丈夫…』
石「いやいや。家まで行く。放っておけねぇよ」
『……ありがとう。ほんといつも…ありがとうね、バシくん』
Aが小さく見せた笑顔を見て、知らない感覚に襲われる。
え、何？本当に何。
酔っぱらった友達が何気なく感謝伝えてきただけじゃん。
落ち着け、俺。
考えてるそれは、絶対に違うから。
◣
ちょっと進展…？
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せきはん(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます。亀ですが頑張ります！ (2020年4月1日 18時) (
レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
リモル - がんばってください！ (2020年4月1日 1時) (レス) id: 55a6ac47ee (このIDを非表示/違反報告)
せきはん(プロフ) - 歩菜さん» わぁあありがとうございます！それでは"俺"に統一させていただきます。更新頑張ります！ (2020年3月30日 15時) (レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
歩菜(プロフ) - バシくんは僕とも俺とも言いますが、どちらかと言えば俺の方が多い気がします。つづさんやごたくんも一人称は俺です。面白い小説を書いて下さりありがとうございます。更新頑張ってください！ (2020年3月30日 13時) (レス) id: c168c8bc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せきはん | 作成日時：2020年3月27日 22時
