疑惑 / ７ ページ7
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ディレクターさんやカメラさん、音声さんなどと挨拶を交わしながらスタジオ入り。
今日は霜降りバラエティの撮影だ。
『こんにちは〜』
石「こんにちは、昨日ぶり」
『昨日いきなり帰ってごめん！』
石「あぁいや、大丈夫。間に合った？」
『ギリセーフ』
石「今日、昨日くれたキャップ被ってきた」
『えっマジで。後で見せて』
石「ん」
スタッフさんに"石橋さんそろそろ準備お願いします"と言われ、定位置につく。
今日は宮下草薙の宮下さんを治療するという霜バラっぽい企画だ。
霜降り明星さん、宮下草薙、ガンバレルーヤまひるさん、そして俺たち四千頭身。
よく一緒になるメンバーだから、変な緊張も特に無い。
後「お前な、２日連続で会ってるからって浮かれんなよ」
石「は？浮かれるってなんだよ」
都「ここではあくまでも芸人とADだから笑」
石「まぁそれは、確かにね」
せいや「なぁ」
石「うわっ、…いきなりなんですか」
突然俺たちの会話に割り込んでくるせいやさんに、少し驚く。
俺にずんと顔を近づけてくる姿は、ちょっと可愛い。
せ「石橋とAちゃんって付き合ってるん？」
その瞬間、本当にその一瞬だけ辺りが静まった。
周りの人達にも多分ちゃんと聞こえてる。
おかげさまで、なんかリアルになってしまっている。
都「…いやそんなわけないじゃないすか！笑」
後「友達ですよ、友達…」
固まってる俺に気づいた都築を初めとし、拓実もフォローを入れてくれた。
止まっていた時間は動きだし、本番ももうすぐ始まろうとしている。
せ「なんか良い雰囲気やし彼女なんやと思った笑」
石「普通に友達ですよ笑」
都「とか言ってますけど、こいつAだけ特別なんすよ笑」
せ「そうなん？え、どんな感じに？笑」
都「女友達他にもいるのに大抵Aと遊び行くし、仕事の日でも昼休憩の時間見計らって電話してるんすよ笑」
石「そんなことねぇよ」
せ「好きなんやな」
石「いやほんとに違うんすよ！」
特別とは言えど、それは別に変な意味とかではなく。
ただ、特に仲が良い友達ってだけだしその意識すらそこまでない。
本番が始まってからも、せいやさんに誤解が生じていることが気になってしょうがなかった。
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次回はAさん視点です▷▶▷
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せきはん(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます。亀ですが頑張ります！ (2020年4月1日 18時) (
レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
リモル - がんばってください！ (2020年4月1日 1時) (レス) id: 55a6ac47ee (このIDを非表示/違反報告)
せきはん(プロフ) - 歩菜さん» わぁあありがとうございます！それでは"俺"に統一させていただきます。更新頑張ります！ (2020年3月30日 15時) (レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
歩菜(プロフ) - バシくんは僕とも俺とも言いますが、どちらかと言えば俺の方が多い気がします。つづさんやごたくんも一人称は俺です。面白い小説を書いて下さりありがとうございます。更新頑張ってください！ (2020年3月30日 13時) (レス) id: c168c8bc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せきはん | 作成日時：2020年3月27日 22時
