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ドラコside
翌日、大広間を出ていくAを追いかけ中庭に向かう。
クィディッチの試合に誘うと、快く承諾してくれた。
いそいそと寮に戻り、観戦の準備を整え、時間が来るまで談話室で待つことにした。
ﾊﾟﾝ「あらドラコ。クィディッチの試合を見に行くの？」
ﾄﾞﾗ「あぁ。ポッターが哀れに負ける様を見てやろうと思ってね。」
ﾊﾟﾝ「相変わらずなんだから、、、じゃあ早く行って特等席で見てやりましょうよ！」
パンジーの言い方に少し引っかかった。おそらく僕と一緒に行くつもりなんだろう。
ﾄﾞﾗ「もう出るのか。僕は先約がいるから後から会場に行くよ。」
ｺﾞｲ「そうなのか。じゃあまたあとで。」
ゴイルがそういうと、集まっていたスリザリン生が会場に向かいだした。パンジーが話しかけてきていたが、ミリセントらに連れられ談話室を出ていく。
ﾄﾞﾗ「もう少ししたら迎えに行ってやるか。」
・・・
待ち合わせより15分ほど早く着いた。
Aが迷ってしまったら大変だからとグリフィンドール寮の前で待ち合わせるようにしたはいいものの、さっきから出てくるグリフィンドール生に怪訝そうに見られるため、非常に居心地が悪い。
さすがに早すぎたか、と思っていると目当ての金髪が目に入る。
ﾄﾞﾗ「おう、来たか。」
“あら、待たせたかしら？”
ﾄﾞﾗ「全く。ちょうど来たところだ。」
”そうだったのね。やけに外が騒がしいと思って出てきたのだけど。”
Aはにやりと笑ってそういった。
今回は僕の負けということにしてあげよう。
マドンナ様が誰かさんに攫われないように隣に並んで会場に向かうことにした。
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作者名：紫苑 | 作成日時：2025年3月26日 22時
