✾＿19 ページ21
ハリーside
...
ホグワーツでの生活はダーズリー家の生活の比にならないほど楽しいものだった。
そんなハリーは人生初の一目惚れをしていた。
その相手はホグワーツのマドンナ、A・ブロンテである。
ハリーのように一目惚れをした生徒は少なくなかったが、有名人だと囃し立てられる中、見向きもしない彼女に惹かれていたのである。
同じ寮なのに一度も話すことができないまま時間が過ぎていった。
...
ロンの一言でAを傷つけてしまった。
僕は何も言ってないけれど、ロンをしかるべきだったと反省していた。
大広間に多くの生徒が集まっている。
しかしそこにハーマイオニーとAの姿はない。
バツの悪そうな顔をしたロンを横目に僕は心配していた。
ﾊﾘ「2人がどこにいるか知らない？」
気が気でない僕は、ネビルにそう問いかけた。
ﾈﾋﾞ「パーバティが言ってた。Aが女子トイレに籠っててハーマイオニーは慰めに行ってるみたいだよ。」
あとで2人に謝ろう。ハーマイオニーの言う通りだ。
事情も知らないくせに嫌なことを言ってしまった。
ロンと僕は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
そんな時、大慌てのクィレル先生が大広間に駆け込んでくる。
ｸｨ「ト、トロールが！トロールが地下室に、、入り込みました！お知らせに、、、」
そういって倒れてしまった。
生徒は各寮に戻るよう言われた。
ﾊﾘ「Aとハーマイオニーはトロールが出たことを知らない、、！」
気付いた2人は女子トイレへと駆け出す。
向かう途中でトロールが女子トイレに向かっているのが見えた。
まずい、、、！！
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作者名：紫苑 | 作成日時：2025年3月26日 22時
