おかえり、ただいま ページ8
。
私が甲板でひと騒動起こしてから数時間後
すっかり辺りは陽が落ち暗くなった所で、宴の準備が整った。
宴の準備中、サッチ兄さんと共に厨房で準備を手伝っていた時に、
昔遊びでサッチ兄さんと編み出した「空中食材盛り付けキャッチMAX」という技を披露したのだが、
思っていたよりリアクションが薄かったので、私の技もまだまだだったようだ。
もっと技を磨かねばと意気込んでいたが「違う、そうじゃない」とサッチに兄さんに微妙な顔で言われた。
モチベーションを上げるのは良い事だろうに、何を言っているのか分からなかったので適当に返事をしておく。
料理も配り終わり、皆の手元に酒が回った所で、今回の主役からの一言を求められ、
サッチ兄さんに皆の前に引っ張り出されたのだが、さて何を言おう。
その時ふと、白ひげ海賊団の全く歓迎されていなかった宴を思い出した
そういえば、あの時マルコに宣戦布告したんだっけか。
あれから10年経つが、私の意思は変わっていない。
貴方「オヤジの右腕になるのは私だ。これから覚悟しておけマルコ！」
マルコ「ックク…上等でィ。」
高らかに宣言した私に対し、胡座をかき、酒を片手に不敵な笑みを浮かべている。
白ひげ「グララララ！Aらしい音頭だなァ！」
隣にいたオヤジが私の頭を優しく撫でられた。んんんんしゅき
白ひげ「……A。」
貴方「うん？」
白ひげ「よく戻ってきてくれたな。」
「「「お帰り！A！！」」」
隣には優しく笑うオヤジと、目の前には私の帰りを祝福してくれているクルー達。
そして、私の帰りをずっと待ってくれていた隊長達。
私はこの景色と胸の内にある暖かい感情を忘れないよう、ゆっくりと目を閉じた
そして…
貴方「みんな…
……………ただいま！！」
顔にふわりと花が咲いたようにAは笑った
「「……！！」」
ジョズ「…Aお前…笑えるように…」
ハルタ「Aの笑顔を見れるなんて…！」
サッチ「今の最高に可愛かったぞ！！！」
感情を表に出すことが苦手なAの自然な笑顔に、皆は自分の事のように喜んだ
マルコ「Aにとって、この10年は無駄じゃなかったみたいだねィ…」
イゾウ「少し妬けるが、どうやらそうみてぇだ。」
「では、可愛らしい右腕候補Aの帰還を祝して……」
「「「カンパーーイッ！！」」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 639人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勿忘草 - 社長w栄養管理士(バナナワニ限定)だったんですかwww (2020年6月30日 20時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - ジャックリップさん» 親父過激派海賊団！それが白ひげ海賊団だ！←、コメありがとうございます！今ちょうどスランプ気味で…出来次第すぐあげます！長らくお待たせさせて申し訳ありませんがもう暫くお待ちください…！ (2019年8月6日 12時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
ジャックリップ - 親父…それは萌えだぜ( '-' )ｽﾞｯｷｭｯｰﾝ!!←はい、えーっと、取り敢えずすっごい面白くってドストライクなので続けてくれると幸いです｡完結するまで応援します｡(o_ _)o (2019年8月6日 2時) (レス) id: 40441f3b37 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 柳さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて感激です！！最終的にはオヤジさんを優先する白ひげ海賊団のオヤジ愛が個人的には大好きなので、そういった話を載せられればなぁ、と思っています！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - マルコとエースの喧嘩の落ちがヤバイwww思わずにやけましたwそれにオヤジものるって言うwいつも楽しく読ませて頂いております！私もマルコ推しなので幸せです！！めちゃくちゃ目の保養です！これからも頑張ってください！！ (2019年7月28日 20時) (レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2019年6月12日 17時
