58 ページ10
Aside
学校側に許可取ってあるって聞いたけど、全員が知ってるわけじゃないのか。
俺が相澤先生の家に居候することになった事の次第を聞いたマイク先生は、ビール片手に俺の背中をバシバシと叩いた。
「なんだそう言うことなら早く言えよ！お前も災難だったな！！」
「災難と言えば、口田の個性で虫だらけになってましたよね先生。大丈夫でした？」
「ぅう、思い出させるなよドンキホーテェ…」
半泣きのマイク先生に、相澤先生の同情の視線がそそがれる。
確かにアレは嫌だ
先ほど出した料理とは別に、即席で作ったハムとチーズで巻いたおつまみを出した。
これ簡単で美味いよね。
「こんなの食ってたら確かに肌ツヤも良くなるわな！美味いなー！」
「そりゃ良かったです。」
マイク先生がトイレに立っている間に、相澤先生から騒がしくてすまないと謝られた。
別に、面白いからいいのに。
「むしろいつでも来てもらっても構いませんよ。」
「それは俺が嫌だ。」
しばらくして、バスルームの方から相澤先生を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おい相澤ァ！！」
「いちいち煩ぇんだよ。どうした」
「洗面所に歯ブラシ置いてあるんだけど！何よこれ浮気！？」
きゅるんとしたマイク先生に、すかさずあいの手を出す。
「やだ！脱衣所に金髪ロングの髪の毛まで落ちてるわ！サイテー」
「テメェらのだアホ。」
ちなみにマイク先生はちゃっかり入浴済みだ。
寝巻きまで置いてあるとかまじで通い妻じゃん
「…おい、どこ行くんだドンキホーテ。」
「大人だけで話したいこともあるでしょ。まだ補導される時間じゃないしコンビニ行ってきます。何かいります？」
「俺ビール！」
「馬鹿。ドンキホーテは未成年だぞ。」
「ジョーダン！ジョーダン！」
「それっぽい格好すればたぶん買えますよ。年齢上に見られること多いですし」
「やめろ。俺らの首が飛ぶ」
「じゃあ適当にツマミになるもの買ってきます。」
「いってらー！」
手を振りながらAが出て行くのを見届けたマイクは、隣にいる親友の肩に手を置く。
「気ぃ使える良いヤツじゃねぇーか相澤！」
「まぁそうなんだが…」
──キキーーッ！！
「おい今誰かひかれてなかったか！？」
「大丈夫か君！！」
「おい！戻れドンキホーテ！！」
「大丈夫っすよ、よけました。」
「いやよかねェよ！！」
「俺たちの心臓がもたん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1762人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オタク - え？神作見つけてしまった...は、？好き。あ〜〜〜、もう大好き過ぎるー...10回くらい読み直してきますね！(洗脳済み) (11月7日 16時) (
レス) @page30 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - めっちゃ読み返してます、、、。面白いです!!頑張ってください！ (2023年3月13日 16時) (レス) @page32 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - また来てしまった…でも何回読み返しても面白いデスゥ (2023年3月8日 21時) (レス) id: e05df9e8cf (このIDを非表示/違反報告)
kot(プロフ) - とても面白いです続き待っています! (2023年2月25日 21時) (レス) @page31 id: 68d4baa64e (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 1日で全部読んじゃいました…続きひたすらに待ってます。その間に主様の他の作品も読みまくらせていただきますぅぅぅぅぅ！！ (2022年12月4日 12時) (レス) id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年10月22日 21時
