4_うなれ顔面 ページ4
Aside
「Aくんってイケメンよね！」
「絵本の王子様みたい！」
「ほんと？俺の顔ってそんなにきれい…？」
「「うん！！」」
前世で読んだヒロアカの内容思い出すのに必死で、鏡とか全然見てなかった。
帰宅してすぐに、鏡を求めて洗面所へ向かった。
「うわマジだ俺って超イケメン。」
クセのないブロンドに、白い肌、くりくりな赤い瞳、まつ毛だってバサバサだぁ…！
前世はモテとはほど遠い人生だったが、今世は違う！将来有望な顔面に生まれたぜ！！ひゃほい！！！
嬉しくて小躍りしてたら母親に病院へ連れてかれた。
泣いた。
MRIやら瞳孔やら身体中調べられたが問題無し
当然である。俺は前世の記憶を取り戻しただけでいたって健康体だ。
そんな俺に母親は混乱していた。
片親な上、慣れない海外生活なのにごめんね。
母親のたどたどしい日本語や見た目からして、来日して数年くらいだと思う。
父親は…たぶん日本人だってことしか分からない。
俺偉いから「パパはどこ…？」なんてママを困らせるような質問しないもんね。
そうして色々あったが、俺は無事に中学生となった。
登下校中、高確率で事件に巻き込まれている俺に「もしかして第二の個性？」と最初は笑っていたクラスメイト。
俺と1年間同じクラスで生活すれば、その笑顔は消えていた。
まぁ、校外行事の度に事件に巻き込まれてれば、嫌と言うほど分かるだろう。
ある日、いつも通り事件に巻き込まれて返り血まみれになっていた俺に、わざわざ着替えやタオルを買ってきてくれた親切なお兄さんと出会った。
俺のことめちゃめちゃ心配してくれたので、巻き込まれ体質のことを説明した。
慣れているから大丈夫だと安心させるつもりで話たが、結果的にもっと心配された。
「どうしてヒーローを呼ばないで自分で対処したの？」
「1日に何度も巻き込まれるし、呼んでからじゃ間に合わないから最近は自分で対処してる。」
「…個性を他人に使うのは禁止されている。たとえ正当防衛でも場合によっては過剰とみなされて処罰されるかもしれない。君はヒーローじゃないからね。」
「うん…」
「でもまぁ、その事件に巻き込まれてしまう体質を考えたら仕方ないし…君は強いもんな。」
「…怒らないの？」
「俺はただの通行人だからね。」
何かあったら連絡してほしいと連絡先を渡されてから、お兄さんとはメル友だ。
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ひゅーまん - ワンピースの漫画【頂上戦争編】読み返した後に見たから、おもわず叫びました。バチクソ面ろいです。頑張って下さい！ (2022年8月28日 18時) (
レス) @page32 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 覚えたくない豆乳鍋さん» 回想されててわらいました(笑)ヒーローがゴシップされた時の見出しめっちゃ面白そうですよね！考えてて楽しかったです。わ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
覚えたくない豆乳鍋(プロフ) - ホークス、、やっちまったな。いいやつだったよ、、、。あと、見出しの言葉が天才すぎる（笑） (2021年10月16日 19時) (レス) @page47 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - しだれ桜さん» ありがとうございます🥰！ (2021年10月13日 18時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
しだれ桜 - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 21時) (レス) id: d145562072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2021年9月12日 17時
