美味い酒と肴4 ページ41
。
ピエロ屋が用意した酒のツマミは、
はじめて見た料理ばかりだったが、使われていた材料は俺の好物ばかりだ
…大方、クルーの誰かがピエロ屋に教えたんだろう
俺は小さく形作られた握り飯を箸でつまみ、口へ運んだ
ロー「………美味い。」
全体的にヘルシーだが味付けはしっかりとしてある
酒に合う味だ
貴方「そうか、それは良かった…!米と酒が合うか心配していたが、君の口に合ったようで安心したよ。」
ロー「……ピエロ屋、今度から俺が晩酌する日の酒の肴はお前が作れ。」
ピエロ屋は少し驚いた顔で俺の顔を見る
貴方「そんなに気に入ってくれたのか?」
ロー「………悪くはない。」
貴方「…そうか、君に褒められるのは悪い気がしないな。」
ロー「トラファルガー・ローだ。」
ピエロ屋は分かっていないようで首を傾げている
ロー「俺の名は、“君”じゃない。」
貴方「!…これは失敬、では……トラ君。」
ロー「おいそれはやめろ。せめてローと呼べ。」
貴方「ピエロ屋という呼び名を変えてくれたらそう呼ぶよ、トラ君。」
……どうやら話は並行線になりそうだ
渋々、その呼び名を了承した。
ーーー
ロー「本題に入ろう。」
ロー「まず、俺の話しをする前にお前に聞きたい事がある。」
貴方「何だ?」
ロー「お前とコラさんとの関係についてだ。」
Aの表情が曇る
貴方「……それを聞いてどうする。別に言わなくても計画には支障は無いだろう?」
ロー「その通りだ。だが、お前は俺とコラさんの関係を何故か知っているようだが、俺はお前とコラさんとの間に何があったか知らない。」
貴方「…不公平だと言いたいのか?」
ロー「…お前への信用に関わる問題だ。それに俺は、まだピエロ屋と組むとは言っていない。」
貴方「……そうか、それは困るな。」
Aは少し考え込んでから「ちょっと待っていろ」と言い部屋を出て行った。
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しぐれ - 面白すぎます。文章一つ一つに引き込まれてしまいました。 (2022年8月29日 8時) (レス) @page23 id: 165d0fbcd6 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!ピエロが何者なのかはシリーズ8で明かされます!続編にも足を運んでいただけたら嬉しいです(^^) (2020年3月14日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます、愛菜と申します。タイトルに惹かれて読ませて頂きました!紳士なのか淑女なのかドフィの妻なのか別人なのか…。秘密がアリとても楽しく読ませてもらっています。ありがとうございました↑↑ (2020年3月14日 7時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - やぁぁぁいぃいぃちぃぃいさん» コメント遅くなってすみません!突然のマグロ本当すみませんww (2019年8月9日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 紅月さん» 返信遅れてしまって本当申し訳ありません!マグロwwwホントだwwお恥ずかしいwwご指摘ありがとうございました! (2019年8月9日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年4月25日 16時