美味い酒と肴２ ページ39
。
《ローside》
ッコンコン
静かな部屋にドアのノック音が響く
ロー「…誰だ。」
「今宵、貴方の夜を頂く者です。」
ロー「紛らわしい言い方をするな。…入れ、ピエロ屋。」
俺は読んでいた医学書をテーブルに置く
貴方「失礼致します。…へぇ、すごい数の本だな。」
料理が置かれたトレーを片手にピエロ屋は俺の部屋に入ってきた
ロー「どれも医療関係の本だ。」
貴方「死の外科医が読む書籍か…そりゃあ、興味深い。」
ピエロ屋が持っていた料理を机に並べている間に
俺はそれに合いそうな酒を見繕い、コップを２つテーブルに置く
貴方「それは…
俺の持ってきた酒瓶を見て、物珍しそうな目でそれを見る
ロー「…銘柄を見ただけで判るとは、余程の酒好きなようだな。」
貴方「あぁ、酒は私の好物だ。」
面で隠れていない口元からニヤッと笑うのが見える
ロー「…取り敢えず座れ。」
ピエロ屋は俺の座っている3人がけのソファーの隣に腰かけた
ロー「おい、お前が座るのはそこじゃねェ。」
俺はテーブルを挟んだ正面に置かれている椅子に座れとアゴでさし示す。
貴方「ここの方が、話しやすいだろう？」
ロー「面を付けた得体のしれない野郎を隣に座らせるほど、俺のパーソナルスペースは広くない。」
貴方「…それもそうか。じゃあこれは外してしまおう。」
ロー「…は。」
ピエロ屋は躊躇する事なく付けていた面を外し、
テーブルに置いた
ロー「………驚いた。不死鳥屋にも見せたことの無いらしい顔を、こんなにもアッサリと見せるとはな。」
貴方「協力を持ちかけたからには、それ相応の覚悟を提示しなければな…
……君の信用を得るには必要な事だろう？」
ピエロ屋の顔は中性的な美しさがあり、男とも女とも捉えられる顔だった。
年齢は思っていたよりかなり若そうだ…
下手をすれば俺と同年代かもしれない。
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しぐれ - 面白すぎます。文章一つ一つに引き込まれてしまいました。 (2022年8月29日 8時) (
レス) @page23 id: 165d0fbcd6 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！ピエロが何者なのかはシリーズ8で明かされます！続編にも足を運んでいただけたら嬉しいです(^^) (2020年3月14日 20時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます、愛菜と申します。タイトルに惹かれて読ませて頂きました！紳士なのか淑女なのかドフィの妻なのか別人なのか…。秘密がアリとても楽しく読ませてもらっています。ありがとうございました↑↑ (2020年3月14日 7時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - やぁぁぁいぃいぃちぃぃいさん» コメント遅くなってすみません！突然のマグロ本当すみませんww (2019年8月9日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 紅月さん» 返信遅れてしまって本当申し訳ありません！マグロwwwホントだwwお恥ずかしいwwご指摘ありがとうございました！ (2019年8月9日 23時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2019年4月25日 16時
