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こうやって、頭が真っ白になった時は激的に判断力が低下する。
「今日はもう帰りな。」
そう言って立ち上がった警察官の彼。
「……あの…泊まらせてくれませんか…」
「は…?」
1人になりたくなくて、1人になったら自分が何をするかわからなくて。
でも頼るあてもなくて。
気づいた時には言ってた。
______
「外で待ってて。」
本当はこんなことしちゃいけないんだからね。
優しい彼はそう言って、家まで連れて帰ってくれた。
彼の部屋は、タバコとお酒臭いあの人の部屋とは違ってオシャレな匂いがした。
でも、香水とかじゃなくて…その…
「そんなに見渡すなよ、えっち。」
そう言われて少し恥ずかしくなった。
「お風呂入ってきな、ご飯用意しとくから。」
その優しさはあの人と比にならなくて…
「ありがとうございます…」
それだけ言って、お風呂場へ行った。
ちゃんとお湯が沸かされてて、湯気が上がっている。
こんな光景いつぶりだろうか…
暖かい湯船に身体を沈めて、昔のことを思い出した。
いつからだろう。
人に見下されるのが当たり前になったのは…
あぁ、そういえば。
“あの人”に夢中になっていて忘れていたことがある。
私は『いじめられていた』。
それもこれも、全てはある1人の男が元凶だった。
名前は……なんだっけなぁ…
もう…そんなの覚えていない。
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ゆりあ(プロフ) - 初めまして。最後まで読ませていただきました。ジョンハンがハニだって分かった所あたりから泣いてしまいました...なんか、言葉に表すのが難しい感情です...私はこういう系のお話を初めて読ませていただきましたが、本当に良かったです。これからも応援してます! (2020年10月3日 23時) (レス) id: 3890c4bb34 (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - ぴーよさん» なんて嬉しいお言葉を……(><)最高だなんて( *˙ ˙* )ほんとにありがとうございます~頑張ります! (2020年8月18日 23時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - 読み終わりました...というより、読み終わっちゃいました泣 こういう系初めてで最初ちょっと躊躇してしまったんですが、もう最高です。読んでよかったですほんとに(>_<) とりまもう一ループしてきまっす (2020年8月18日 23時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - モノクロさん» 嬉しい言葉ばかりで、、、(喜)全部見ていただけたのですね、、、ただただ嬉しいです、、、(><)単行本!?!?!?笑笑そんな!これからも頑張ります、、!ありがとうございます~! (2020年8月18日 22時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - すっごく面白かったです!!作者さんのお話全部、見させて頂いたのですが、もう本当にドストライクでして。単行本、待ってます。応援してます! (2020年8月18日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅな | 作成日時:2020年8月15日 15時