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「ん…おいしくて…」



滝のように次々と流れる涙は、自分でも止められなかった。


「……嫌だったら押し退けてね…」


そう言って私を両手で包み込んだジョンハン。

背中をリズムよくポンポンしてくれる。


それによってより一層胸がじーんってして、余計に涙が止まらなくなった。


「明日仕事休みだからどっか行こっか。」

「……うん、行く。」


ぎゅっと彼の厚い胸板に顔を押し付ける。



華奢に見えて、案外体はしっかりしてる。
だって警察官だもんね、鍛えてるもんね。


涙が服に染みていくのが分かったけど、彼は私を押し退けなかった。


「…今日一緒に寝ていい?」


さっきまで寝てたから今日は正直寝れる気がしないけど、ジョンハンと一緒ならなぜか寝れる気がして甘えるようにそう聞いてしまった。


「しょーがないなぁ」


答えを出すのに少し間が空いたのは、きっと私に気を使ってくれているからだろう。

何を言ってもお互い成人だから。



2人で布団に入るなんて、人生初めてのことでなんだか変な感覚だったけど、ジョンハンのおかげで思いのほかぐっすり眠れた。

_________


「ん……」


目覚めると朝で、私の寝ている隣に空いた空間はもう冷えていた。


「あ、起きた?」


そう言ってキッチンに立つ彼は私より家事が上手だ。
今度教えてもらおう。

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設定タグ:SEVENTEEN , ジョンハン , ハニ
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ゆりあ(プロフ) - 初めまして。最後まで読ませていただきました。ジョンハンがハニだって分かった所あたりから泣いてしまいました...なんか、言葉に表すのが難しい感情です...私はこういう系のお話を初めて読ませていただきましたが、本当に良かったです。これからも応援してます! (2020年10月3日 23時) (レス) id: 3890c4bb34 (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - ぴーよさん» なんて嬉しいお言葉を……(><)最高だなんて( *˙ ˙* )ほんとにありがとうございます~頑張ります! (2020年8月18日 23時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
ぴーよ(プロフ) - 読み終わりました...というより、読み終わっちゃいました泣 こういう系初めてで最初ちょっと躊躇してしまったんですが、もう最高です。読んでよかったですほんとに(>_<) とりまもう一ループしてきまっす (2020年8月18日 23時) (レス) id: 8f39bffcdf (このIDを非表示/違反報告)
みゅな(プロフ) - モノクロさん» 嬉しい言葉ばかりで、、、(喜)全部見ていただけたのですね、、、ただただ嬉しいです、、、(><)単行本!?!?!?笑笑そんな!これからも頑張ります、、!ありがとうございます~! (2020年8月18日 22時) (レス) id: b46efb986b (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - すっごく面白かったです!!作者さんのお話全部、見させて頂いたのですが、もう本当にドストライクでして。単行本、待ってます。応援してます! (2020年8月18日 20時) (レス) id: 2b6a0ab99a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅな | 作成日時:2020年8月15日 15時

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