私の音2

これからのこと67 ページ33

着替える前に新たなゲームをやるという事で〈タヌキを探せゲーム〉が始まるらしい。


　一日中ゲームをする中でタヌキが各チームに1人ずつ忍び込む。

　3匹見つけられたら一般動物の勝ちらしい。


「おぉ〜、人狼ゲームみたいで面白そう！」

『Aはたぬき出来ないね』

　ニヤニヤした顔で顔を覗いてくるジウンオッパ。


　恐らく私のミュージカルでの事を言っているんだろう…

「ジウンオッパ…嫌いです…」

　そう言い残しユジナの後ろに隠れた。

　――――――――――――
　無事に着替え終わった頃には日が少し沈み掛けた夕方だった。

　ゲームで獲得した食材が今夜の晩御飯になるらしい。

　ボードを確認するといくつか私の食べたい料理が…！！


「トッポギ！！トッポギは絶対に食べたいです！！」

　トッポギ、トッポギと言っているとハンビンオッパがニコニコしながら『キヨウォ』と笑っている。


　これはトッポギ確定演出キタコレ。


あいにく私はたぬき役では無かったので尽力してトッポギだけを取りに行きたいと思います。

　15回も回ると言う事で私は少し不安になったが他の練習生がよろけたり転んだりしてる姿を見て終始笑いが耐えなかった。


　特にヒロト君のコケ方がツボ過ぎてメテュオッパの肩を借りてバランスを取っていた。


　――そして私達のチームの番がやってきた。


　1番手は我らがリーダーのハングルオッパ。

ぴょこぴょこ飛びながら無事にサムギョプサルを獲得。


「ふぉー！！！オッパー！！！だいすきー！！！」


　そして次が私の番だ。


　15回回ると本当に天地がひっくり返ったように感じるが何とかトッポギの文字だけを目指して指を置き無事にトッポギを獲得しました。


「やったー！！！トッポギ♪トッポギ♪トッポギ♪」

　スキップしながらチームメンバーの元へ帰ろうとしたが帰り道にコケてしまった。

　――――――――――――――――
そして次のゲーム。


　何と勝ったチームから順番に、1位が小豆かき氷、2位がアイス、3位がお菓子のセット、4位がビスケット

　そして最下位は健康茶。


　これは何としても3位以上を取らなければ！！
そう意気込んで挑むのは日本で言うイヤホンガンガン伝言ゲーム。


　しかも韓国語バージョンなので不安しかない…

　今までは他のチームから見れたがなんと我らセマネチームが1番最初です。


　神様は理不尽である。

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