これからのこと55 ページ18
歌い終わると拍手喝采。
何故か少し恥ずかしくて両親の方を見ずにメンバーと横並びになり後ろを向いて涙を拭う。
『せーの…』
ハンビンオッパの掛け声で私達のステージが始まる。
「『『『『アニョハセヨ〜』』』』」
私たちがお時期をするとまた大きな拍手が起こる。
普段とは違いこの場にいるのは誰かの親族であると思うと変な緊張感に襲われる。
チームの挨拶を終えるとハンビンオッパのハートを披露し、ユジナのオンマ、サランヘヨ攻撃が火を噴き隣にいた私まで顔が赤くなりそうになった。
初めは変な緊張感に襲われていたが音楽が掛かればそんなことは関係なく。
無事に全てのステージが終了した。
《今日終了する前に、1つお知らせがあります。》
《この場は実はアーティストバトルの中間評価でした》
と衝撃的な言葉を言われた。
練習生たちの前で配られる評価の紙。
親に審査されるなんて思ってもみなかったから変な汗が出て少し息苦しくなる。
他の練習生たちも顔が少し強ばっていた。
――そして、ショーケースが終わったあと各自親と少し話せる時間があった。
周りの練習生が親の元へ行って泣いたり笑ったり、そんな様子を少し遠くから見ていた。
やはり気まずかった。
ここで声を掛けないと後悔するとも自分で分かっていた。
でも、勇気が出なくて。
『A！ちょっとこっち来てやー！』
そう声をかけて私の手を引くケイタ君。
そして目の前に居るのは恐らくケイタくんの両親。
「は、初めまして…Aです。
ケイタ君にはここに来てからすごくお世話になっていて…！」
と軽い挨拶をするとご両親が泣き出した。
慌ててる私にケイタ君はニコニコとしていて余計に分からなくなった。
『貴方の曲が凄く良くて、ケイタにお話がしたいって言って呼んでもらったの。
私の気持ちを歌ってくれているように感じて…本当にありがとう』
その言葉に私も涙が溢れてしまった。
この歌詞は私達家族だけのものではなくきっとここに居る全ての練習生の家族に当てはまる言葉なんだと。
そしてその曲で誰かが感動してくれていると言う事実に嬉しさを感じた。
その後ケイタ君のご両親と話終わっあと、ハンビンオッパのお母様に「こんな素晴らしいオッパに育ててくれてありがとうございます」とお礼参りとご挨拶を済ませ。
ついに自分の両親の元へと歩き出した。
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いなり(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» わーーー！😭😭ありがとうございます！ありがとうございます！！これからもぜひ呼んでください😘😘✨ (2023年4月4日 22時) (
レス) @page11 id: ab57f2e854 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 夢主ちゃんが1位の発表された時私も涙が出ちゃいました😭おめでとう〜〜〜❗️スンオンパート担当するんですね！楽しみです！！☺️ (2023年4月4日 22時) (レス) @page11 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - りんごさん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️🙇♀️全く気付いていなかったので助かりました！😭 (2023年4月1日 20時) (レス) id: ab57f2e854 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！💦💦 (2023年4月1日 20時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作成日時：2023年4月1日 1時
