はじめてのおつかい ページ5
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る「どこ行こっか?」
『さっき来た通りの近くに大きいデパートあったから、そこに行こうか』
る「うんっ」
何故か歩き出さないるすくん。。
『ど、どうしたの?』
る「さっきってどっちから来たっけ、大きいデパートってどこだっけ?」
『あはは…私知ってるから、ちゃんと着いてきてね』
るすくんはうんと頷くと繋がれた手を放したと思ったら、次は指を絡めて固く繋がれた。
『これはいわゆる恋人繋ぎ…』
手を繋いだまま私は、るすくんの前を歩き出すと、小動物のように着いてくる。(るすくんの身長はとても大きいです)
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『着いた〜るすくんここだよ、入ろうか』
る「うんっ」
大きいデパートの中に入ると商品が売られている方へと行く。
る「これは?これ美味しそう」
『る、るすくんっ、お肉はさっき選んでくれたので充分だよ〜お肉好きなの?』
る「好き〜」
高そうなお肉をそっと戻す。
『よしっ!センラさんに頼まれたもの一通り買い終わったので、帰宅しますか。』
ん?…るすくん?
『ん……あれっ!?』
しまった……!お会計するから待っててって言ったときだ!
慌てて辺りをぐるりと見渡す、と
急に目の前が真っ暗になった。
『わっ!!』
る「だーれだ」
『る、るすくんじゃん!』
答えると、目の前は元に戻り、るすくんにぎゅっと抱きしめられた。
る「ごめんね、急にいなくなって〜心配した?」
『したよ〜っ』
反省したように笑うと、るすくんは片方の大きな手を開いて、私の近くに持ってくる。
その手の中には、手を繋いでいる白くて首元には赤いボタンの、とても可愛い小さなクマのペアキーホルダーがあった。
『かわいい…このキャラ見たことある』
る「かわいいよね〜僕好きなんだ✨これ、1つはAが持ってて」
『おそろい?』
る「うん」
『ありがとうっ嬉しい!』
るすくんはニコッと笑って、すっと私の手を繋ぐと、そのまま外へ出る。
めっちゃ紳士だ!
わ〜…るすくんに手を引かれてる、。。
頼りになる感がすごい!
る「あれ、どっちから来たっけ?」
『こっちだよw』
私たちは、来た時と同じ道を来た時と同じように帰る。
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風鈴 - 「うらたぬき キス」でやってほしいです!お願いします! (2020年6月28日 11時) (レス) id: e4c6ef36b0 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴 - 歌い手シェアハウスの小説って沢山ありますが、私はこの小説が一番好きです!続きゆっくり待ってますね(*^^*) (2020年6月25日 20時) (レス) id: e4c6ef36b0 (このIDを非表示/違反報告)
星葵 - 凄く面白かったです!続きを楽しみに待ってます♪ (2020年5月29日 15時) (レス) id: 3091d5ead2 (このIDを非表示/違反報告)
とまと。(プロフ) - ゆいかさん» リクエストありがとうございましたー!書かせて頂きましたっ!これからも応援よろしくお願いします!!! (2020年5月19日 18時) (レス) id: a2eb2bbe83 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi Ka(プロフ) - すっっっごく好きです!次回も楽しみにしてます。私としては天月さんと志麻さんのキス見たいです! (2020年5月19日 16時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむい。 | 作成日時:2019年12月2日 1時