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そんなことがあってからかれこれ30分ほど。
見たことのない街並みを通り、
木がいっぱい生えてるところを通り、
田んぼの道を通り、
橋の上を通ってようやく目的地に着いたようだった。
タクシーは静かに止まるとドアが開いた。
A「…あ、お金。」
降りようとした時に思い出した。
わたしがそういうと、白濱さんは驚いたような顔をして
白濱「ゲストの方に払ってもらうなんてとんでもないです」
そう言って後部座席のドアを閉め、来た道を走っていった。
…私、ゲストなんだ
よくわからないままここに来ちゃったけど大丈夫なのかな…
あとで1000万円とか請求されたらどうしよう…
え、待ってそれは嫌だ。
今ならまだ引き返せる…??
どうしよう、でも帰り方わかんないし、白濱さん帰っちゃったし…
そう思って目の前の開催場所であろうホテルの入り口みたいなところには入れないでいた。
??「あの」
A「わっ!!!!」
突然肩を掴まれた。
…いや、正式にいうと肩に手を置かれた感じ
えと、なにこれ。
後ろ振り向いたら借金取りみたいな人がいてお金渡すまで返さないみたいな??
??「ねぇ」
え、やだよ?もう家帰りたい。
なんでこんないかにも怪しいイベント来ちゃったんだろ…
??「ねぇってば」
A「きゃあっ!!」
今度は正式に肩を掴まれた。
そして後ろを振り返ってしまった。
反射的に目を瞑る
…やばい、借金取りに絡まれる
そう思って恐る恐る目を開けると
A「…え??」
そこには可愛らしいというか子犬というか
可愛い系男子というか、
まあそんな感じの男性が立っていた。
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AiRI(プロフ) - 初めまして!このお話大好きです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年5月12日 21時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぱんだ | 作成日時:2019年8月25日 1時