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『…ごめん。』
重「いや、落ち着いた？」
『うん。』
彼の胸から離れると、笑った声が聞こえた
『…笑わないでよ。』
重「目が真っ赤やで。明日は出目金確定やな。」
『出目金って…、ひど。笑』
自分の顔を想像したら、笑みがこぼれて
顔を見合わせて笑いあう
重「ん、やっぱりAはその方がええ。」
そう言って私の髪をくしゃくしゃにさせる
少し小さいけどしっかりした男の人の手の感覚
シゲに実際に触れらているのが未だに信じられなくて気持ちがくすぐったい
彼の真似をして頭を撫で返す
気恥ずかしいのか無言のまま少し顔を下に向けるシゲ
お互いを撫で合う奇妙な時間
『…あのさ。』
重「ん？」
もう限界や。こしょばい。とギブアップ宣言をした彼に声をかける
『なんで触れてるの？』
重「あぁ、背後霊って、一回だけ人とか物に触れるのは聞いたことあるやろ？俺は背後霊になる前にAを助けたから、事件の時は使わなかったんや。」
『なるほど…
だから今使えてるってことか。』
重「そうなるな。」
人間に戻れたのかも！なんていう甘い考えは、通らないらしい
『そっか、…あ、もう一つ質問。』
重「おお、今度はなんや。」
『のんちゃんから渡されてた封筒、あれ何？』
重「うわぁ危なっ、小瀧に怒られるところやったわ。」
言った瞬間に現れた白い封筒を差し出してきた
重「これ、淳太に渡してくれへん？」
『何これ？』
重「許可は取っとるから見てみい。小瀧から淳太へのプレゼントや。」
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shihok0712(プロフ) - 気が付いたら涙がら流れてました。目に見えて、普通に会話し合える背後霊なら、一緒に居て楽しいやろなぁ。唯一亡くなる前に通り魔から庇うしげちゃん、男気半端ないですね！ (8月20日 20時) (
レス) @page37 id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - はじめまして！この作品読んでボロ泣きしました。いい話過ぎます……！ (2023年3月26日 22時) (レス) @page35 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - とても面白かったので続編待ってます!勉強も更新も頑張ってください。 (2019年12月8日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
おず(プロフ) - 続き、嬉しいです待ってました！楽しみにしてますね (2019年11月9日 15時) (レス) id: bc6c17b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
bbjaniyokoyuzu(プロフ) - 涙止まりませんでした！！！続きお待ちしてます!!!!!!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: c52be9df5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚菜 | 作成日時：2018年1月22日 20時
