淳太くんとのんちゃん ページ17
淳太くんが、背後霊を見れなくなったのは
あの広場の大木の葉が真っ赤に色づいた日
中「俺、もう見れんくなった…。」
みんなで集まってご飯を食べようとした時
そう言って、みんなの前で悲しそうに笑った淳太くん
隣では、改まった様子ののんちゃんが正座をして、同じ表情で笑っていた
桐「そっかぁ…、思い出作れたん？」
中「おん、のんちゃんと一緒に小瀧家に行ってん。」
小「いきなり行くでって連れ出されたんよ。で、気付いたら俺の家、びっくりしたわ。
まぁ、淳太が必死でおもろかったけどな。」
藤「それ、淳太が聞いたら怒るやつやん。」
中「ん？のんちゃんなんて？」
『淳太くんが家に行った時面白かったって。』
中「しょうがないやん。どうやって説明すれば良いんかわからんかったんや。
最後は信じてくれとったけど、はじめは、大丈夫かこいつって絶対思われてた。」
小「あん時、おかんめっちゃ疑ってたな。」
のんちゃんは、思い出し笑いで頬を緩ませていた
『よく信じてもらえたね。』
中「とにかく、お母さんの質問にのんちゃんが答えて、それを俺が通訳するって言うのを永遠続けたな。」
神「淳太くんって、意外と気がきくな。」
重「神ちゃんて、すらっと失礼な事言うよな。」
濱「まあまあ、淳太はバカがつくほど真面目って事やな。」
小「バカにバカって言われると、傷付くよな。」
濱「俺はバカやないっ、アホや！」
『…ぷっ…。』
背後霊の会話に、危うく吹き出しそうだった
隣の流星も、心なしかニヤニヤしている
中「また俺いじられとるん？」
『いや、気がきくんだねって言ってた。』
そんな事で吹き出さんやろ。って言われたけど…
内容的には合ってるよね？
桐「さっ、食べよ！今日はドリアで〜す。あのレシピノート見返して作って見た！」
中「そう言えば…。俺なんも小瀧から貰ってへんのやけど…。」
桐「あ〜…、それは…どんまい。」
中「照史まで俺の扱い酷ないっ？」
『あんな事言ってるけど…、どうするの？』
2人に聞こえないように彼にささやくと
小「まぁ、準備はしとるから大丈夫……多分。」
『多分の間が怖いんだけど。』
重「やだなぁ、怖いなぁ。」
神「それは稲川さんな。」
小「いや、Aとシゲ次第なんやけど…。」
『え、私？』
重「はい、ちょっと小瀧ストップ！今やない！」
『流星、何の事？』
藤「この俺がわかると思う…？」
『あー…なんか、ごめんなさい。』
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shihok0712(プロフ) - 気が付いたら涙がら流れてました。目に見えて、普通に会話し合える背後霊なら、一緒に居て楽しいやろなぁ。唯一亡くなる前に通り魔から庇うしげちゃん、男気半端ないですね！ (8月20日 20時) (
レス) @page37 id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - はじめまして！この作品読んでボロ泣きしました。いい話過ぎます……！ (2023年3月26日 22時) (レス) @page35 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - とても面白かったので続編待ってます!勉強も更新も頑張ってください。 (2019年12月8日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
おず(プロフ) - 続き、嬉しいです待ってました！楽しみにしてますね (2019年11月9日 15時) (レス) id: bc6c17b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
bbjaniyokoyuzu(プロフ) - 涙止まりませんでした！！！続きお待ちしてます!!!!!!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: c52be9df5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚菜 | 作成日時：2018年1月22日 20時
