11 石川 ページ12
石川「ねぇ、レポートまだ終わらないの？」
A『あと１時間くらいかかる...』
石川「えぇ〜」
私は大学の課題をしていないのを３０分前に思い出し、急いで取り掛かったものの授業を聞いていなかったからいちいち参考文献を見ながら課題をしなければならなかった
普通なら３０分くらいで終わるレポートも今回ばかりはそうもいかない
隣でスマホをいじりながら口をとがらせているのは今年大学に入ったレポートが少ない１年生の祐希、１年レポート少ないのほんとうらやましい
石川「俺せっかく部活休みだからA先輩のうち遊びに来たのに〜」
A『ごめんね、あの先生レポート課題だしてないと容赦なく減点するから...』
石川「その単位落としたら留年？」
A『さすがにそこまでいかないと思うけど、追試とかもあるし』
石川「ちぇー、A先輩が留年したら授業一緒になるのに」
A『いやいや、簡単に言うけど私の立場よ(笑)』
けど確かに１年生と２年生の授業が被ることは少ないから、もうちょっと大学で会える時間を作りたいと思ってるのは私も一緒
サークルも、あいにくスポーツが苦手な私は入っていなくて
友達と一緒に入った学友会もほとんどいっていない
なんか一緒にできることないかなー、と考えていると
石川「あ、そうだ！A先輩さ、男バレのマネやんない？」
A『私が？』
なるほどその手があったか、と一瞬考えるけど
体育会系の部活なんて無縁だった私は知識もないし、男バレに知り合いも少ない
そんなのが急にマネージャーです、って来られても迷惑じゃないだろうか...
石川「なんか１年生のマネ１か月くらいで皆やめちゃって、今までは３年の先輩がマネしてくれてたんだけどその３年の先輩が就活でこれなくなるから人手たんねーの」
それはもしかしなくても祐希につられたんでは...
石川「わかんないことあったら俺に聞けばいいし！ね！どう？」
そういいながら私の目の前に座り目を輝かせる祐希
大型犬か何かかな？(笑)
まあサークルにも入っていなかったし、それで祐希の役に立つならやってみるのもありかもしれない
A『いいよ、その代わりわかんない事ちゃんと教えてよ？』
それを聞くとガッツポーズを決めてやった、と小さくつぶやく
石川「A先輩ありがと」
そう言ってもらえると決めてよかったな〜と思いながら彼の頭を少しなでる
そして私は再び課題を進めた
ラッキーアイテム
石川選手が寝転んで壊しちゃったイヤホン
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りんご(プロフ) - ちょこれえとさん» ありがとうございます！現役バレー部さんなんですね^^*リクエストお答えできるように頑張ります！ (2019年10月22日 16時) (
レス) id: 42b089050f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - あ、リクエストで、甘々な感じなのが見たいです！ よろしくお願いです笑 (2019年10月22日 15時) (レス) id: baaf4e78c6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - いやぁ〜男子惜しかったですね！ 私は今バレー部なので、この作品めっちゃ好きです！頑張って下さい！！ (2019年10月22日 15時) (レス) id: baaf4e78c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2019年10月21日 10時
