おまけ4 ページ47
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「Aちゃーん!」
休み時間、いつもの様に彼が私を呼んだ。
今日はなんの教科書を忘れたのかな?
「丸山くん、どうしたの?」
「あんな、ちょっとこっち来て!」
丸山くんに促されて廊下に出る。
その両手は後ろで組んでいて、何か隠している様子。
「じゃーん!
これ、Aちゃんにあげる!」
「ありがとう!」
「今日ホワイトデーやんか、Aちゃん何が好きか分からんかったけど、とりあえず可愛いの買うてきた!」
ワクワクしてすぐ渡したかったと言う丸山くん。
「見てもええ?」
「ええよ」
可愛らしいラッピングを解くと中から出てきたのはキャンディーとハンカチのセット。
「丸山くん…」
「ん?キャンディー、苦手やった?」
「ちゃうちゃう!
めっちゃ嬉しい!!
キャンディーも好きやし、ハンカチもめっちゃ可愛い!
ありがとう!」
「良かったわー焦ったー」
丸山くんはふぅーと息を吐いて安堵していた。
びっくりさせてごめんなーって謝って、2人で笑い合えば、いいところでチャイムがなる。
「あーもう行かな、Aちゃん今日は一緒に帰ろうな?」
「うん。
これ、ありがとうね!」
お互いに別々の教室に帰っていく。
来年は同じクラスになりたいなぁ、そしたらずっと一緒にいられるのに。
なんて、もうすぐ訪れるクラス替えに胸を弾ませていた。
〜fin〜
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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます!非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います!間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年2月12日 23時