横山くん ページ1
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｢ｷｬｰｰ！｣
｢カッコイイ！｣
｢ﾅｲｽｰ！！｣
彼がシュートを決めれば途端に湧き上がる黄色い声援。
女子からの人気は絶大。
男子からの信頼も厚い。
うちの高校のバスケ部エース横山裕。
私の憧れの人だ。
高校入学後すぐに行われたレクレーションで横山先輩がバスケ部の勧誘のために現れた時から私は横山先輩に恋をしている。
だけど、学校一の人気者がこんな平凡な新入生を相手にしてくれるわけもなく、ただただ遠くで見つめるばかり。
もちろんバスケ部に入部したのは横山先輩だけが理由じゃない。
小学校の時からバスケを初めて、中学では県大会優勝もするほどバスケ漬けの日々、高校も当然そのままバスケ部に入るつもりだった。
だから、そこに横山先輩がいたことは本当にラッキー。
毎日そのカッコいい姿を見つめながら、少しでも彼に近づけるように頑張っている最中。
そんな中、もうすぐバレンタインデーがやってくる。
何となく、ざわざわする女子たち。
私はもちろん、横山先輩に渡すつもりだ。
ただそんなにうかうかしていられないのは、その前日にちょうど次の大会からのレギュラーメンバーの発表があるからだ。
少しでも横山先輩に見て欲しくて、私は人一倍努力した。
朝練は誰よりも早く始めた。
放課後も誰よりも動いて、誰よりも遅くまで残った。
うちのバスケ部はかなりの強豪校で、部員も多い。
だから1年から選ばれることなんて滅多にない。
だけど努力していたら、もしかしたら選んでもらえるかもしれない。
そんな希望を持って、私はとにかく練習しまくった。
そのかいもあって、コーチが読んだ名前の中に私の名前があった。
周りは少しざわついた。
1年からレギュラーなんて…
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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます！非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います！間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神八爽蘭
| 作成日時：2020年2月12日 23時
