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｢Aちゃん、そんなに怖がらないで。
悪い話じゃないから。｣
ポンポンと肩を叩かれ顔を上げると蓮は柔らかい表情で私を見ていた。
悪い話…じゃなくてよかった。
｢だって、なかなか連絡戻れなかったし、会えなかったし…そんな中で大事な話とか言われたら嫌でも思っちゃうでしょ？｣
｢ごめん。
不安にさせたね。
Aちゃんと別れるとか全く考えられないから。｣
｢…じゃあ大事な話って言うのは？｣
｢Aちゃん、ヘアメイクのお仕事まだ諦めてないって言ってたでしょ？｣
｢うん。
いつかはやりたいって思ってるよ？｣
｢それなんだけど…うちの担当してくれるヘアメイクさんが急遽辞めることになってさ…よかったらその、アシスタントって形なんだけどやってみない？ヘアメイク。｣
｢え？蓮のところって、Snow Manの？｣
｢まぁ他のJrも任されることもあるかもしれないけど基本的にはそうだよ。
ふっかさんとも知り合いだって言ってたし、Aちゃんも何かとやりやすいかと思ってさ。
今の仕事のこともあるからすぐには難しいかもしれないけど考えてみてほしい。｣
もう、テーブルに置かれたコーヒーの湯気も出なくなっていた。
予想もしていなかった提案にたじろぐ。
もし蓮の提案を引き受けることになれば必然的にアイツと再会することになる。
もう何年も前の事だし、仕事以外で接しなければ問題はない。
それは私がアイツを過去の人として消化出来ていればの話だけど。
時々思い出して胸が苦しくなるくらいはまだ傷ついてる。
だけど正直ヘアメイクの世界に進みたい私にとっては魅力的な話ではあった。
こんなチャンスもうないかもしれない。
｢ちょっと考えさせてもらってもいい？
仕事のこともあるし…｣
｢もちろんだよ。
もしAちゃんが来てくれれば毎日のように会えるから嬉しいな…なんて。｣
｢そうだね。｣
蓮は冷めたコーヒーを1口飲んだ。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
